祈りの旅―天皇皇后、被災地への想い

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022515254
  • NDC分類 288.48
  • Cコード C0095

出版社内容情報

両陛下は甚大な天災のたびに、積極的に被災地を訪れ、被災者を見舞った。なぜさまざまな被災地を訪問してきたのか、被災者とどう向き合ってきたのか。両陛下の被災地訪問の軌跡をたどり、「現代にふさわしい皇室の在り方」について考える。

内容説明

大きな災害が起きるたびに、被災地を訪れ、被災した人びとを見舞ってきた。その旅に込めた想いの原点はどこにあるのか―

目次

第1章 東日本大震災(皇居で一夜;首相の内奏;御用邸を避難所に ほか)
第2章 さまざまな災害(伊勢湾台風;伊豆大島;雲仙普賢岳墳火 ほか)
第3章 なぜ被災地を訪問するのか(島々を思い続ける旅;傷痕の地を訪れ、悲しみを共有する旅;「象徴」を考える)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

G-dark

8
ひざ立ちや中腰のまま、被災された方々と同じ目の高さで話をする…というのは、一般人の若い人にも疲れる姿勢です。けれど、天皇皇后両陛下は皇太子ご夫妻時代から被災地を訪問し、お年を召されてからも、東日本大震災や熊本地震などの被災地を訪れ、被災された方や救援する立場の方にもお声をかけて下さったそうです。凄いことですよね…。声に耳を傾け、思いに寄り添ってくださる、というのは…。来年はついに元号が変わります。これまで頑張ってこられた分、天皇皇后両陛下には、これからは出来る限りのんびりしていただきたいです。2018/09/16

梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

5
上皇夫妻の被災地訪問の歴史を綿密な取材をもとに紡いでいる。この本は、被災者にこれほどにまで気持ちを割いている人がいるということを、伝えずには居れずに作った本だという印象を受けた。最後の天皇誕生日の会見で天皇は「犠牲」という度に言葉をつまらせたが、その涙の意味がリアルに理解できる。「自己を主張してはならぬはずのお二人は、限りなく生身の人間として接しようとした。そうした意思が明白に感じられる。」水俣訪問についての記事で紹介されていた言葉だが、象徴としてあるべき姿を模索する天皇の意思が伝わってくる内容だった。2019/11/25

muuk

3
象徴天皇という役割を困っている人、苦しんでる人への励ましと祈りを通して果たそうとする両陛下。被災地訪問への並々ならぬ覚悟がひしひしと伝わってくる。平成の天皇スタイルはこれからどう引き継がれていくのか。2018/04/14

そーすけ

2
94*被災地訪問する天皇皇后の旅をまとめたもの。終盤に、申し訳程度に、今の天皇と憲法のズレには触れられてはいるものの、基本的には天皇の旅には好意的。天皇が来ただけで避難所がまとまってしまうなんて、ちょろいなと思ってしまう。皇后とくまモンのやり取りが笑う(笑)。2019/03/31

Hideichi Sekiya

2
大災害が発生すると迅速に被災地に訪れ、被災者を励まされる天皇皇后両陛下、私もその姿を間近で拝見したことがあります。御立派ですね!2018/04/14

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