出版社内容情報
あさのあつこ[アサノアツコ]
内容説明
吹奏楽はもうやらない、と決めてたはずなのに自分から手をのばせば、世界はこんなにも弾けてる。「バッテリー」に並ぶきらめく青春小説、誕生!女子高生の揺れ動く気持ちをていねいに描いた、長編ストーリー。
著者等紹介
あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年岡山県生れ。青山学院大学文学部卒業。小学校講師ののち作家デビューする。97年『バッテリー』で野間児童文芸賞、99年『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、2005年『バッテリー1~4』で小学館児童出版文化賞、2010年『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
86
〈部活本〉中学時代に友人関係の問題から吹奏楽部を中途退部した美由。高校に入学し、クラスメイトと一緒に再び吹奏楽部へ入部するが…。部活のあれこれよりも、友人とのコミュニケーションについてが主眼になっている。途中までウジウジうだうだと、あまりにも女の子女の子した語り口に閉口したけれど、後半は面白く読めた。ティーンには共感できる話なのかもしれない。含みを持たせた終わり方は、続編を睨んでのことかな。2017/04/19
ゆみねこ
71
あさのさんが吹奏楽?!ちょっと意外な感じで手にしましたが、さすがに青少年を描かせたら超一流(上から目線でスミマセン)。面白くてスイスイ読了しました。2017/01/11
けんとまん1007
58
娘が中学・高校と吹奏楽をやっていたので、ずいぶん、身近に感じた。しかも、小さな中学校から、大所帯でレベルも高い高校の吹奏楽部へだったし、学校自体も文武両道だったので、その間の成長がよくわかった。それが、このものがたりとも響く。吹奏楽部は、文化部+運動部的な性格があるし、個々人があったうえでの全体なので、それぞれの努力は必須。それにして、あさのあつこさんの描く青春ものは、いいなあ~。 2021/05/08
ぶんこ
52
大好きな部活物で面白かったです。美由のウジウジしたところに不安を覚えながらの高校入学でしたが、我が道を行くような久樹さんと菰池君に出会えた事で、お互いの長所短所が補いあえたようでホッとしました。楽器との相性というのも納得で、相性の合う楽器と巡り会える幸せもあるのですね。様々な楽器が揃った事で起こるハーモニーの美しさを味わえるなんて、素敵な高校生活ですね。続きがありそうな展開なので続編が楽しみです。2016/12/08
はるき
23
爽やかな吹奏楽物語。出だしからの助走が長いんだが、シリーズ化はあるか?何か幼いので、高校生よりも中学生にした方が良かったかも。可愛らしいですけどね。葛藤が痛々しくないので安心して読める。2016/12/23
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