出版社内容情報
誰でも楽しく鑑賞できる入門書。伊藤若冲を語るための5つのキーワード、絵のポイントを解説した鑑賞講座、若冲の生涯などを紹介。
内容説明
信行寺の天井に咲く花卉図(非公開文化財)全167枚、独占初公開。特別インタビュー:辻惟雄。初めてでも楽しく鑑賞できる若冲入門。37作品収録。
目次
パーフェクト鑑賞講座 名画の秘密に迫る!若冲が40代を捧げて現出させた再現相国寺方丈荘厳の世界
伊藤若冲を「語る」ための5つのキーワード
辻惟雄特別インタビュー 85年の人生、最晩年を飾る伊藤若冲167枚の天井画
信行寺本多孝昭住職インタビュー
伊藤若冲25作品誌上ギャラリー
私の若冲 井浦新(俳優)
盛り上がった博物学
ちょっと美術史 町人文化の成熟が育んだ京都画壇のルネサンス
「描くこと」を熱愛した“奇想の画家”85年の生涯をたどってみよう
若冲に出会える!全23美術館・寺社ガイド
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
95
若冲のTV番組や若冲展が開催されている今、行けない私はこの本で!『鳥』は苦手なのだが、圧倒される!(食べるのは大好きだ~)鳥だけでは無いのだが、やっぱり鳥だろうな~(^^♪実物は何十倍も凄いのだろうな。行かれた方が羨ましい・・2016/05/08
佳音
92
若冲の本は多々読みましたがつい手に取ってしまう。絵について今さら申しますまい。皆様がお感じになるままのこと。『虎図』を見て「◯◯さまだ♪」と言ってしまうのは、個人的な親しみの観賞。佐野の若冲や晩年作、人物画までしっかり網羅していて良い本でした。2017/04/04
さと
80
「若冲」を読むにあたり、予備知識を。絵の一部を原寸大にして見せてくれていたのはインパクトが強かった。足を運んでこの目で見たい そう言った思いに突き動かされるのももっともだと感じた。2017/01/17
ヒデミン@もも
50
さすが朝日新聞出版。一般向け。お手頃な価格でそう分厚くもないが非常にわかりやすい。若冲展に行けたらお供にしたい。そして京都真行寺の格天井彩色花卉図観てみたい。石峰寺の五百羅漢も。2016/05/09
たんたんx
18
華やかな色彩で人々を魅了する若冲だが、『果そ涅槃図』や『雨龍図』のような墨のみで描かれる水墨画にも、卓越した才能を見い出すことができる。本書には、若冲の生い立ちや絵師としての経歴なども詳しく書かれている。初心者向けかな?2017/02/16