出版社内容情報
【自然科学/医学薬学】日本人の4人に1人を苦しめる腰痛。しかし、実際の腰痛は脳が感じる「痛みの恐怖」によって引き起こされる場合があります。認知行動療法などで、脳の恐怖心を克服すれば、痛みが解消することも。「痛み」への認識を変え、腰痛を治す画期的な方法を紹介。
丹羽真一、大谷晃司[タンバシンイチ、オオヤコウジハネ]
内容説明
「痛み」への認識を変えることで、腰痛を治す画期的な方法を紹介。脳が持つ恐怖心さえ克服すれば、しつこい痛みも解消!
目次
第1章 日本人の4人に1人が悩む、慢性腰痛の正体(「慢性腰痛は脳で治る」ってホント?;国民病ともいえる腰痛;腰痛の原因と現在の治療法;なかなか改善しない腰痛の特徴)
第2章 脳から腰痛を治すレッスン(長引く腰痛に悩まされた2人の例;気持ちや感じたことを日記に書く;腰痛治療における認知行動療法の効果;1人でできる腰痛を治すレッスン)
第3章 いま注目される脳と痛みの研究(痛みが引き起こす脳の変化;痛みの改善によって、脳にも変化が;こころにはたらきかける、さまざまな痛み治療)
著者等紹介
菊地臣一[キクチシンイチ]
福島県立医科大学理事長兼学長。1971年、福島県立医科大学卒業。77年、トロント大学ウェールズリィ病院にクリニカルリサーチフェローとして留学。その後、日赤医療センターに副部長として勤務し、福島県立田島病院院長を経て、福島県立医科大学整形外科教授に就任。2008年より、現職。専門は脊椎・脊髄外科で、腰痛をライフワークとしている
丹羽真一[ニワシンイチ]
福島県病院局病院事業管理者、福島県立医科大学会津医療センター精神医学講座特任教授。1972年、東京大学医学部卒業、東大病院精神科に勤務。76年より東大病院助手、リエゾン精神医学など精神科臨床一般に従事。92年、福島医大神経精神医学講座教授。精神科リハビリテーション、精神疾患死後脳研究にも従事。リエゾン精神医学の分野では整形外科スタッフおよび臨床心理士と協働し慢性腰痛・下肢痛のリエゾン治療に尽力。2012年より現職
大谷晃司[オオタニコウジ]
福島県立医科大学医療人育成・支援センター兼整形外科教授。1990年、福島県立医科大学医学部卒業。同整形外科学講座入局。96年、スウェーデン・ヨーテボリ大学留学。2006年、福島県立医科大学整形外科学講座学内講師。08年、福島県立医科大学医療人育成・支援センター兼整形外科准教授。14年より現職。臨床専門領域は、脊椎・脊髄の外科、高齢者の整形外科、慢性疼痛の治療。研究領域は、馬尾・神経根障害の病態、運動器疾患の疫学
笠原諭[カサハラサトシ]
東京大学医学部附属病院麻酔科・痛みセンター助教、福島県立医科大学疼痛医学講座特任准教授。医学博士。日本精神神経学会精神科専門医。臨床心理士。麻酔科標榜医。日本運動器疼痛学会評議員。2002年、秋田大学医学部卒業。04年、東京大学医学部麻酔科・痛みセンター(助手)を経て、06年、福島県立医科大学心身医療科。その後、福島赤十字病院精神科などを経て、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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