出版社内容情報
【文学/日本文学評論随筆その他】初めてのファストファッションに驚嘆し、マノロ・ブラニクで全力疾走、つい手に取ってしまう「豹柄」に大阪人を実感……6年間の流行の変遷と、それでも変わらない嗜好性。インタビューも特典収録して読みどころ満載のファッションエッセイ!
内容説明
ぶったおれるほど最高で、起きあがれないくらい不安。夢中にさせる、これなあに。気づけばいつも泣き笑い、“おめかし”をめぐる失敗、憧れ、エトセトラ。朝日新聞で6年にわたり連載された大人気爆笑エッセイ+写真&特別インタビュー付き!
目次
「大阪部」がすこんと顔を出す
絶壁矯正、いくら出す?
カラータイツで出かけたら
「美」を支える無根拠の力
猛暑にコート「早巻きの夏」
おしゃれとは無縁の秋
秋冬必須のとっくりですが
流行に乗って、ふたをして
パンツはけない初期設定
ぎりぎりを踏んばる自信〔ほか〕
著者等紹介
川上未映子[カワカミミエコ]
1976年大阪府生まれ。2007年『わたくし率イン歯ー、または世界』『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』で早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞、08年「乳と卵」で芥川賞、09年『先端で、さすわさされるわそらええわ』で中原中也賞、10年『ヘヴン』で芸術選奨文部科学大臣新人賞および紫式部文学賞、13年『水瓶』で高見順賞、『愛の夢とか』で谷崎潤一郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
青乃108号
196
川上未映子のエッセイ。「おめかし」についてのテーマで綴られているから俺には縁もゆかりもない話だけども、前半は朝日新聞に連載されたコラムを集めた物で、老若男女全方位的に解り易い様に書かれたのであろう、思わず笑える様な仕込みが1編に1箇所必ず用意されておりオッサンの俺でも楽しく読める。敬愛して止まない川上未映子先生がご自分の絶壁頭と大きなお尻にコンプレックスを持たれていたとは。後半はFIGARO japonというファッション誌らしき媒体に掲載されていた物で、いきなり難易度が跳ね上がり解らなくなっちゃって残念。2025/09/16
風眠
143
「ぶったおれるほど最高で、起きあがれないくらい不安。夢中にさせる、これなあに」帯に印刷された、なぞなぞのような言葉。「おめかし」を定義するのに、これほどぴったりな言葉ってあるだろうか。「おしゃれ」よりもほんの少し特別な感じがするもの。「おめかし」ってそんなスペシャル感がある。もう二度とは着ないだろうフォーマルドレス、バカ高いランジェリー、足が痛くても履きたいハイヒール。そう、おめかしには引力がある。ふらりと惹かれてしまう引力。高額な買い物をする時の「日割り計算」という自分への言い訳、私もしたことある(笑)2016/08/03
hiro
135
川上さんのエッセイ11冊目。川上さんのエッセイといえば、まず昼食の9割はスパゲティという昔のエッセイを懐かしく思い出す。しかし、最近は女性読者向きの『りぼんにお願い』や、出産・育児エッセイ『きみは赤ちゃん』を続けて読んできたので、この表紙で、さらに‘おめかし’についてのエッセイというこの本を図書館で借りることに、まったく躊躇することはなくなった(笑) おしゃれ関連の知らない単語がたくさん出てきても、スマホで調べることもなく読んだが、クスッと笑えるところが多い川上さんのエッセイが大好きだ。2016/04/13
めしいらず
102
正直、おめかしするのが気恥ずかしく、元よりセンスなど爪の先ほども持ち合わせておらず、しかも男の子であるところのワタクシめには、この本に書かれた女の子のおめかしについて、ココロ動かざること山の如しだったよ。だ・け・れ・ど・も。実はそんなことどーでも良くって、ミエコ嬢独特の文体から伝わるその愛すべき人となりに、今回も読んでいてキュンキュンし通しだったよ。ココロ動くこと活火山の如しだったよ。だって男の子だもん。ハハ。悪魔のささやき「ザ・日割り計算」で自らを欺き、物欲の地平を今日も往くミエコ嬢に幸多かれ。なむー。2016/05/15
美登利
96
やっぱり良いなぁと思う。未映子さんにシンパシーを感じてしまう。一回りも年下で美人で才能に溢れていて。似てるところは皆無なんだけど、リボンフリル好きは私も譲れない(苦笑)。未映子さんが、もう自分にはきっついわと言ったって、あなたはまだまだ大丈夫やわ~と言ってあげたい(何様やねん)6年間も朝日新聞で連載してたのですね。そうか、旦那様も作家さんだし、お二人とも家にいる時間が多いのね~。ブランド物の服に興味が無い私にはその手の話はさっぱりでしたが、15年以上愛用しているネグリジェの写真には大感動でした!2016/06/06




