内容説明
空環の街の冬祭り。高校生の椿灯吾は、風車の屋台の前で狐面の不思議な少年・由と出会う。忘れたはずの、忘れたいはずの、ある人物の面影をもつ由は灯吾の心を波だたせる。灯吾を気にかける同級生の遠近秋良は由を警戒していた。一方、街では原因不明の失踪事件が相次いでいた。交錯する少年たちの過去と想い、ヒトを喰らうあやかしたち。空環の街の秘め事が紐とかれてゆく―大人気ゲーム小説化!HaccaWorks*自らがおくる新機軸ストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひかり
4
ゲームコンプ済み。ゲーム版のシナリオの方も大概独特な台詞回しの方でしたがこの小説版も綺麗ながら独特な文章でした。椿視点で椿ルートの一つの結末を、あとはサブキャラの話がちょろちょろ。ゲーム版だとヒトビトの奇天烈な外見やあやかしの不思議さも魅力の一つですがこちらは他の魅力のひとつである、全員にとってのハッピーエンドなど作れない切なさがあらゆる視点からひしひしと感じられました。いくつかあった特典の一つで秋良の家に通う家政婦さんの名前とちょっと不思議なところが明かされました。2015/01/12
ふらこ
2
同人ゲームのノベライズ。ゲームプレイ済です。ひとりっきりになった夜一さんが。どう思ってるのか知れて、良かったです。かねてからの疑問だった、朱音さんと由季と夜一の関係も、これでよく分かりました。まさかこの椿家の人たちみんな、家族がいなくなることを受け入れてるなんて…!どおりで夜一さんが取り乱さないわけだよ。神隠しに憤る秋良の存在が救いですね。…。…。…表紙にこっそり、もみじさん居ますね。怖い…!2016/09/27
もかすけ
1
ゲーム? コミックもあるの? 登場人物ほとんど男なのがちょっと・・・2022/02/12
さな子
1
この「結末はご想像におまかせします」と放り出されるかんじ。物足りない。2018/04/21
まお
1
椿目線の椿ルートと短編いくつか。大人組の描写が多めだった印象。短編であの人たちの馴れ初め?が読めて嬉しい。けど弟が出てこなかったのが残念…。2014/11/28
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