出版社内容情報
【文学/日本文学評論随筆その他】フルートが得意でフランスに憧れる大学生だった著者は難病を発症し、視力と聴力を失う。一切の光と音を奪われた孤独にあって彼女は言う。障害と幸せとは関係ない──本人紹介の新聞記事が「HAPPY NEWS 2012」大賞の感動エピソード、待望の書籍化。
内容説明
見えない、聞こえない世界に生きる。でも希望は失わない―絶望して泣いてばかりいた少女は、どうやって一歩を踏み出し、大学に復学し、「自分にも役割がある」「人の役に立ちたい」と思えるようになったか。壮絶な魂の軌跡。
目次
1章 視力も聴力も失ったけれど、助けてくれる仲間がいる!(盲ろうって何??;私って「すごい!」び?? ほか)
2章 病気はこうやって進んでいった(病気の始まり;迫りくる身体の異変(予備校時代) ほか)
3章 ついに聴力も視力も失った(緊急手術;ICUで自分の運命を嘆いた ほか)
4章 素敵な人たちとの出会い(一筋の光が現れた;たくさんの人たちの支え ほか)
5章 悩み、葛藤する日々(感情のない人形になりたい;手が触れていないと世界でひとりきり ほか)
6章 「ヘレン」の人生を引き受ける(「ヘレンの人生を引き受けます!」;指点字との出会い ほか)
7章 大学に復学し、ひとり暮らしを体験した!(再び大学へ!;緊張の初登校 ほか)
8章 今の私の夢や目標は…(障がいと恋;途中で障がいを負うこと ほか)
著者等紹介
荒美有紀[アラミユキ]
1988年9月9日、栃木県生まれ。明治学院大学文学部フランス文学科卒業。16歳のときに、「神経線維腫症2型」という身体中の神経に腫瘍ができてしまう難病を発症。以後、聴覚、肢体、視覚に障害が現れる。現在は全盲、全聾に加え、手に障害があり、歩行にも困難が伴う。現在、東京盲ろう者友の会理事、全国盲ろう者協会の発行する雑誌「コミュニカ」編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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