出版社内容情報
【文学/随筆】夫、2児とのにぎやかな食事風景。パンや塩麹など試みた料理。旅先の食いだおれに調理器具への偏愛etc。女優・本上まなみが愛してやまない「食」とていねいな毎日についてつづります。鋭い観察眼とやわらかい文体に、クスクス笑えて心がほっとするエッセイ集。
内容説明
ふわふわパンこね、串揚げ、燻製、おでん、黒豆のえだまめ、作り置き作戦、巨大フライパン!?どこか風変わりでのほほん、なのにじんとくる。おいしいものを中心にていねいに暮らす毎日を綴った、7冊目のエッセイ集。
目次
お弁当ってさ、の巻。
かっぱばし、の巻。
キャンプごはん、の巻。
カボチャだね、の巻。
パンこね、の巻。
きりたんぽ鍋、の巻。
セイロってさ、の巻。
旅のごはん、の巻。
夏みかんが大豊作、の巻。
タラの芽とふきのとう、の巻。〔ほか〕
著者等紹介
本上まなみ[ホンジョウマナミ]
1975年、東京生まれの大阪育ち。女優。番組のナビゲーターやナレーター、声優としても幅広く活躍中。文筆家としての顔も持ち、雑誌掲載「なぞのおとん。」がベスト・エッセイ2008(日本文藝家協会編)に選出される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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優希
87
ふわっといい香りがしてきそうでした。本庄さんの可愛らしいイメージのまま、丁寧に料理と向き合う姿が目に浮かんできます。特におうちごはんに関しては胸がときめきました。ご家族と食卓を囲む時間も幸せなんでしょうね。日々を豊かに生きているからこそ料理にも人柄が出るのだと思います。食べることにも可愛くて優しい本庄さんの魅力を思う存分味わいました。2017/07/27
ぶち
72
『めがね日和』で本上さんの飾らない平易な言葉の文章が好きになっての2冊目のエッセイです。このエッセイも、柔らかく語り掛けるような口調の文体で、カフェでお茶しながら美味しい物や季節の移ろいについておしゃべりしている気分です。ときどきクスッと笑いながら… こんなふうに料理したり美味しくご飯を食べたり、季節を常に感じて暮らしたいなぁと思います。2025/02/25
ぶんこ
54
美味しい話満載で楽しめました。ふうたろうちゃんが小さいながらお料理好きになっていくのが興味深かったです。料理好きの親をもつのってお得ですね。幼稚園生が白玉団子を作るって凄い。白玉粉を買ったまま、作るのがこわくて?冷蔵庫に入れっぱなしの自分が恥ずかしい。なんだかんだと、立派な胃袋をお持ちです。これだけ貪欲に食べられたり、自分で作れたり、愛しい人たちに食べていただけたら、人生楽しいでしょうね。ふうちゃんの成長ぶりを、これからも読んでみたくなりました。2017/04/03
kumicom
53
かわいいなー、本上まなみ。この手のエッセイ読むと「なにさ、かわいこぶっちゃって」とひねくれ気味に受け取る私だけれど、このエッセイは素直に面白いし楽しかった。ほんじょさんの真の人柄が溢れてるのが伝わってきて。日々丁寧に生きてる人なんだなあ。食べることもお料理することもきちんとしていて、ああ、そんなところにも人柄って出るのね。同世代ですが、人生のそして女性としての師匠としてついて行きたい。このシリーズ、7冊目なんだ!!他のも読みたいなあ。ささくれた心が洗われてほっこりします。毛布みたいなエッセイでした。2017/03/29
みっこ
50
本上さんのことあまり知らなかったけど、自然体で可愛らしい人だなぁと思いました。文章も親しみやすくて読みやすい。ご飯エッセイ好きだけど、あまりに凝っていたり手間がかかっているとちょっと気後れ。その点この本は少し背伸びして真似したい!と思える、ちょうど良い一冊でした。家族キャンプ楽しそう。娘のふうたろうちゃんが可愛くてほっこり。2017/01/06