ひとりで死ぬのだって大丈夫

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022511393
  • NDC分類 494.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

【文学/その他】2500人の終末期に寄り添った緩和ケア医が、「たった一人でも大丈夫」といえる最後の日々のあり方を具体的な事例とともに提案する。病気と心を診る医師による痛みへの対処法、家族が陥りやすい勘違いによる患者の苦しみ、死にゆく人のためのケア……。

内容説明

痛みへの対処法、その人らしさを支えるサポート、病院でも在宅でも、病と死に向き合う心得20、考えるための絵本、本、DVD作品リストつき。

目次

第1章 いのちの限界、医療の限界を知ろう
第2章 がんは本当に「不幸な病気」なの?
第3章 緩和ケアで「痛み」をとる
第4章 心へのはたらきかけがいのちを救う
第5章 「徹底抗戦」の病院か、「平和主義」の在宅か
第6章 家族が“すべきこと”と“してはならないこと”
第7章 その人らしさを支えるケア
第8章 悲嘆の中にある人たちのサポート

著者等紹介

奥野滋子[オクノシゲコ]
1960年、富山県生まれ。緩和ケア医。1985年金沢医科大学大学卒業後同大学大学院(形成再建外科学)に進学。痛み治療を学ぶために2年で中退、1987年順天堂大学医学部麻酔科学講座に入局。2000年から緩和ケア医に転向。社会福祉法人日本医療伝道会衣笠病院ホスピス、神奈川県立がんセンター、順天堂大学医学部附属順天堂医院緩和ケアセンターを経て、現在特定医療法人社団若林会湘南中央病院在宅診療部長として、教育と臨床の両面で緩和ケアに携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

10
どのような病気でも完治させるというのは、医者が現在の技術の最先端を駆使したとしても不可能である。しかし、相手が病気によって生じる痛みであれば、闘いようはある。痛みを根絶しても病気が治ってくれるわけではないが、生活の質を向上させることは出来る。死は避けられないものだからこそ、そこまでの生を充実させることが大切になる。2014/07/14

そらいろ

5
【図書館】タイトルと「おひとりさま応援医」の肩書き?から、孤独死を覚悟する独身者に向けたものと思っていましたがそうではなく、緩和医療、治す医療への拘り、グリーフケアなど医療者や家族に対しても語っています。そこは期待と違っていたのですが、穏やかで読者に対して程よい距離感が感じられ、押し付けがましさがなく読み易かったです。自身の叔父についての記述は印象的で、一番言いたかった事は「人はいつか死ぬ。だからこそ、自分の理想に合った最期を自分で作ることを考え、実現させるその大切さ」なのだろうと思いました。(続く)2015/04/18

どら母 学校図書館を考える

3
やはり お金は必要ですねって、それだけ?と、自分にツッコミました。 死に方…難しい。 著者の緩和ケア医が 興味深い。2014/10/03

かめあい

2
がんで死ぬ時の体の変化が詳しく書いてあるのを読んで、恐ろしかった。他人事に思っているけどいつか自分も何かの原因で死ぬのだと思うとやはりピンピンころりで死にたいと思うがなかなか難しいらしい。緩和ケア、自分がガンになったら積極的な治療はせず利用したい。2018/09/16

にゃんコーヒー

1
緩和ケア医奥野滋子氏が看取ってこられた患者さんの姿は、自分の(あるいは家族の)死を具体的に考え、準備する上で貴重である。巻末には「死と病に向き合うための絵本、本、DVD」の紹介もあり。なによりも、こんなにも患者と向き合い、寄り添ってくださる奥野氏のような医師がいることに強い希望を感じた。2016/02/27

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