出版社内容情報
消しゴム版画家・ナンシー関の死から10年。だが、その文章は一向に色あせることはない。いとうせいこう、リリー・フランキーをはじめ、ナンシーの文章に影響を受けたという宮部みゆきなど、多くのインタビューで重層的に希代のコラムニストの真実に迫る。
内容説明
青森から上京してきた18歳の予備校生は、どのようにして、消しゴム版画家にして名コラムニストとなったのか。他の追随を許さない鋭い批評眼は、いかにして生まれたのか。なぜ、魅力的で非凡な文章を書き続けることができたのか。ナンシーを知る人たちへのインタビューとともに、彼女自身の文章に垣間見えるいくつもの物語を紐解きながら、稀代のコラムニストの生涯に迫る。
目次
第1章 ナンシー関の才能とその影響力(作家宮部みゆきの場合;天性の観察眼と「規格外」という自意識 ほか)
第2章 “ナンシー関”が誕生するまで(照れ屋のちょっと変わった女の子;「ホットドッグ・プレス」での初仕事 ほか)
第3章 青森での関直美(子どものころから「大人」;実家でのナンシー ほか)
第4章 旅するナンシー、歌うナンシー(香港でパーマをかける;ハンコとスタンプ台を持ち歩く ほか)
第5章 ナンシー関の全盛期(はじめての単行本;愛用の消しゴム ほか)
著者等紹介
横田増生[ヨコタマスオ]
1965年福岡県生まれ。関西学院大学を卒業後、予備校講師を経て、米・アイオワ大学ジャーナリズム学部で修士号を取得。93年に帰国後、物流業界紙『輸送経済』の記者、編集長を務める。99年よりフリーランスに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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