柳生黙示録

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  • サイズ B6判/ページ数 360p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022509338
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

寛永十四年、異国にて客死したはずの高山右近が突如帰国した。異形のキリシタン忍法を操る神聖ハポン騎士団が右近を襲撃するも、柳生十兵衛の豪剣が辛くもこれを阻む。やがて十兵衛の前に現れた美少年・天草四郎の正体に十兵衛は驚愕する!荒山流“柳生伝奇”の最高傑作。

著者等紹介

荒山徹[アラヤマトオル]
1961年富山県生まれ。上智大学卒業後、新聞社、出版社勤務を経て作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

二分五厘

20
柳生十兵衛に天草四郎とくれば山田風太郎『魔界転生』のイメージが強く……。長崎に入港したオランダ船。その積荷は幕府を混乱に陥れるもので……。江戸までそれを運搬しようとする長崎奉行所と柳生一族に対し、強奪を図る森宗意軒率いるハポン騎士団七人衆。十兵衛と騎士団の死闘、積荷と天草四郎の正体、キリシタンの実態に島原の乱の顛末と、読ませる展開が続いたんだけど……ラストでぶっ飛んだ(-ω-)ウーン自分は痛快な剣豪小説を期待してたんだけどなぁ。◯◯なんていらない。著者のシリーズまだ前の巻があるようだけど、どうしようかな。2019/09/28

マムみかん(*ほぼ一言感想*)

16
先に読んだ『くるすの残光』と同じ島原の乱を扱っているので、以前から興味のあった荒山さんを初読み。 こちらは柳生十兵衛が主人公だから、キリシタン側が悪役です。 島原の乱の真相、天草四郎の正体、神聖ハポン騎士団の七剣士、十兵衛を助ける異国の姫…驚きの設定の数々(笑)。 妖術、忍法、甦りの不死者、さらにチャンバラもあり、奇想天外なストーリー展開は、これぞ伝奇小説という感じで面白かった! でも「どうやって終わらせるつもりなの?」と心配していたら、ラストで目が点に…(笑)☆ 2012/02/28

魔魔男爵

7
『柳生薔薇剣』『柳生百合剣』の直接の続編なので、これの前に薔薇百合は必読。島原の乱が舞台で山風の『魔界転生』のオマージュかと思ったら、石川賢の漫画版を越えるトンデモないラストが待ち構えてます。敵はキリシタン七忍者で、邪教キリスト教への罵詈雑言が素晴しい!クリスチャンに抗議されるので映画化は絶対不可能。もし映画になってアメリカで公開されたら荒山先生暗殺されると思う。キリスト教は敵だがイスラム教徒の女剣士は味方として登場します。聖書の奇蹟を忍法として再現します。童貞しか使えないルサンチマン忍法馬鹿受けしたw2013/09/14

Berlin1888

6
荒山徹版「魔界転生」? 島原の乱が舞台の柳生十兵衛対天草四郎。いろいろ面白くできそうな要素はあったのに消化不良な感じで、残念な一冊。朝鮮が出てこないせいで作者もノリが悪かったのかしらん。最後の決着はもしかして石川賢版「魔界転生」のオマージュ?2017/01/15

春風

6
『柳生薔薇剣』『百合剣』の続編で『魔界転生』ともちょっと関係あり。今回の敵は朝鮮妖術じゃなくキリシタン妖術。十字架に架けられて毒唾を吐く剣士とか童貞の妬み幻術とかは出てくるものの、荒山にしては比較的おとなしめかと思ったら、ラストがとんでもないことになっております。2012/02/12

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