杉下右京の冒険

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022509130
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

【文学/日本文学小説】大人気ドラマ「相棒」のオリジナル小説第2弾。三宅島、御蔵島を舞台にある男の死の謎に迫る「紺碧の墓標」、UFOの目撃談が思わぬ事件につながる「野鳥とUFO」の2編を収録。映画でもテレビでも見ることのできない杉下右京がここに!

内容説明

釣り人が溺れ死んだという情報を得て、三宅島に降り立った右京。美しい海に囲まれた島では火力ガスが放出され続け、人々の暮らしを圧迫していた。遺体にもガス中毒の症状があらわれていたが、右京は事件を疑う。謎を解く鍵は三宅島から南へ18キロ離れた御蔵島にあると考え…(『紺碧の墓標』)。いつもの雑用で韓国に向かった右京は、ひょんなことからUFO目撃談の謎解きを手伝うことになる。その冬、韓国では鳥インフルエンザが流行中で、養鶏場が次々と閉鎖されていた。野鳥の死骸が大量に見つかったことに疑問を抱いた右京は、背後にある企みに気づき…(『野鳥とUFO』)。

著者等紹介

碇卯人[イカリウヒト]
1960年、福岡県生まれ。日本推理作家協会、本格ミステリ作家クラブに所属する某ミステリ作家の別名。朝日文庫『相棒』ノベライズを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

96
【図書館本】「相棒」シリーズのスピンオフ。今回は中編が二作で、時系列的には亀山が去った後の右京さん。「紺碧の墓標」は伊豆三宅島、御蔵島で起こった変死事件。コアなマニアがやる事は怖いなぁ。「野鳥とUFO」は韓国が舞台。ひょんな事からUFO目撃騒ぎと野鳥の大量死事件に首を突っ込む右京さん。相変わらず「細かい事が気にかかる」人だなあ。偶然なのか、わざとなのか二作とも「野鳥」が鍵になっている。オリジナルストーリーだが期待通りの右京さんがそこにいる。安心安定のシリーズ物。★★★2018/07/11

七色一味

52
読破。二話の中編からなる作品で、一話目は東京は東京でも、約170キロばかり南の海の上、三宅島と御蔵島が舞台です。嫌味な刑事部長に命じられて行った、ただの事故な筈の事案が──てん、てん、てんと言った、何となくいつものパターン。ミステリー的にはなんか納得し兼ねる部分があるものの、三宅島との特殊性は非常に勉強になりました。二話目は、KOREA! そんな話からあんな話に持って行くんだ! 的な展開。まぁ、何処に行ってもこの人のマイペースぶりは健在。韓国語は、流石に喋れないと言うことはわかりました(笑)2013/02/15

したっぱ店員

36
すきのないスーツ姿で海辺や山登りをしてる姿は想像すると楽しいが、中編二つとも右京さんひとりだけなんでちょっと変化がないかな。まあタイトルからすでにそうなんだけど。だからか二本目にちょっとだけ神戸が出たのがやけに嬉しかった。相棒ファンなので評価がどうしても少し底上げされてしまうなあ。フラットな立場で読んだら中くらいな話か?2014/04/05

29
ドラマ「相棒」はseason18から見てる.ドラマとは少し雰囲気が違うけどそれもまた面白かった.2021/12/13

ぺんぎん

22
相棒ファンなら楽しい小説。どこ行っても右京さんは右京さんなのが素敵です。1作目に比べたらずっと良かった。2012/06/19

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