内容説明
半世紀前、新米政治記者の私は鳩山首相の官邸番になった―。祖父一郎から孫由紀夫まで、そしてケネディからオバマまで。日米双方から政治と外交を取材・ウオッチしてきた元朝日新聞論説主幹による辛口評論。
目次
第1章 さらば「封建的デモクラシー」
第2章 政治の劣化は国益を損なう
第3章 トップに必要な資質
第4章 私の見てきた日本の首相
第5章 私の見てきた米大統領
第6章 外交力の強化を
第7章 適切な歴史観と地球的視野
著者等紹介
松山幸雄[マツヤマユキオ]
1930年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、朝日新聞社に入社。長野支局、政治部を経て、61年ワシントン特派員として渡米。71年ニューヨーク支局長、74年アメリカ総局長、本社では編集委員、論説委員を経て、取締役論説主幹を務める。退職後はハーバード大学特別客員研究員、共立女子大学教授を経て、共立女子大学名誉教授。76年度ボーン国際記者賞、78年度日本記者クラブ賞、96年度ニューヨーク・ジャパン・ソサエティ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Meistersinger
1
『勉縮の勧め』などを読んでから30年ぶりの著書の本。民主党への政権交替直後の2009年12月に出版されている。感想としては「リベラル(政党とメディア)は敗北した」。かつての国際派リベラリズムは変わらないのだが、最近20年程の首相への評価は新聞に書かれている程度の情報を基にしたもので非常に薄い。ちゃんと取材していたら、ここまで無邪気な民主党と鳩山由紀夫への期待にはならなかっただろう。2015/02/20
ジュウドーコバヤシ
1
鳩山政権誕生で物凄く期待している内容。偶然にもこのタイミングで読んでしまった。筆者は国内外に詳しく、かなりの人物らしい。それでも、当時はこんな間違った期待をしてしまう風潮だったのでしょう。また、あまり鳩山関係の話は出てきません、念のため。2013/02/01
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