地取り

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地取り

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022505910
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

下北沢の一戸建の別々の部屋で血まみれの男女が倒れている、との一報を受けた警視庁捜査1課殺人犯捜査第15係の釜本巡査部長が現場に到着すると、65歳の父と19歳の娘が刺殺されていた。凶器は刃の長い刺身包丁で被害者宅のものではない。犯人の動機は、怨恨か、窃盗か?釜本はさっそく地取りを開始する…。マスコミ各紙誌で絶賛された『警視庁捜査一課刑事』の著者の小説デビュー作。

著者等紹介

飯田裕久[イイダヒロヒサ]
昭和38年、千葉県生まれ。高校卒業後、警視庁に入庁し、3年目で署轄刑事となるが、トリカブト殺人事件で警視庁捜査一課に借り出されたことがきっかけで同課に転勤。以後、殺人犯担当として様々な特捜本部に従事。捜査一課歴約12年。途中、昇進転勤のため署轄で暴力団担当の部長刑事を1年間勤務。刑事通算約20年。平成19年に勤続25年を機に警部補で退職。現在、刑事ドラマ等の監修を務める。平成20年、初めて執筆した自伝的ノンフィクション『警視庁捜査一課刑事』(朝日新聞出版)がマスコミ各紙誌で絶賛された。『地取り』で小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Syo

30
はい。 なかなか。 リアルさがあった。2021/07/31

ペトロトキシン

8
これといって名推理で事件が劇的に解決するということもなく、地味に、本当に地味に事件が解決していく。元捜査一課の刑事が作者だから、リアリティーがあって、実際の捜査もこんな感じで地味にコツコツと解決へと導いていくんだろうなと、妙に納得してしまった。最後に近藤が自慢気に喜んでおりますが、そもそも主人公の釜本が気付かなかったら、君は大ポカをするところだったのだぞ!憤慨しても、多分近藤は気付きもしないのであろう。2017/06/04

ふう

6
まず飛び込む字のデカさw。作者が元刑事だけあってリアリティはあるんだけど全体的に"警視庁24時"でたまたまデカい事件に完全密着したよう。「実は犯人が画面に映ってた!」みたいな伏線だし、さり気なく用語やら事案の説明が含まれたりするし、本作とデビュー作のノンフィクションと何か違いがあるのかな~(未読なので?だ)。"登場人物一覧"も親切すぎて新しく始まるテレビドラマの人物相関図を見てるのかと錯覚。若手刑事の名前がみんなジジ臭いのが一番の謎かなw2009/06/14

岡 幸治

2
過去コメントは賛否両論の否が多いですが、本刑事が書いた本という事で、フィクションと思わないでノンフィクションと思えば、感覚の古さや、説明のくどさも魅力に変わります。確かに少し素人くさいところは感じますが、それ以上に現場の心意気や雰囲気を感じました。2010/10/20

kenplus

1
元警視庁捜査一課刑事が作者だけあって、警視庁の捜査手法が丁寧に描かれていた。初動捜査の誤りと見込み捜査の危うさが、いかに事件解決の障害になるかがよくわかった。「ホシを取るのは俺たち刑事だ。逆にホシの境遇だって考えてやるのが刑事ってもんだ。俺たち刑事は、野郎を死刑台に送り込む権利までは持ってねえんだ」2013/09/05

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