小沢昭一 僕のハーモニカ昭和史

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  • サイズ B6判/ページ数 165p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022505699
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

初めてヒロシマ体験を語り、感動の涙を誘った最後の公演。昭和に生まれ、戦争を乗り越え、昭和を目一杯生きた男が、“僕の昭和史”をつぶやき、昭和の歌をうたう。全国で123回満員にした名物公演、待望の単行本化!『徹子の部屋』で語り合った戦争体験も収録。

目次

1 小沢昭一的―僕のハーモニカ昭和史(『東京ラプソディ』が一番好きなんです;「場所のふるさと」と「時のふるさと」があるんですね;生まれ育った蒲田の街は ほか)
2 小沢昭一的―徹子の部屋(今日は真面目なお話です;敵の歌を小さな声で;海軍は面白いところ ほか)
3 小沢昭一的―この日、集合(今日は歌を歌います。ハッハッハ;「平和のため、平和のため」;昭和初めに生まれた者は ほか)

著者等紹介

小沢昭一[オザワショウイチ]
1929年東京に生まれる。49年俳優座養成所入所。52年早稲田大学文学部仏文科卒業。舞台、映画、テレビ、ラジオと幅広く活躍。一方、民俗芸能の研究に携わる。82年劇団「しゃぼん玉座」結成、主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

30
『ああ紅の血は燃ゆる』で、花もつぼみも若桜 五尺の生命(いのち)ひっさげて 国の大事に殉ずるは 我ら学徒の面目ぞ(60頁)。安保法制で、徴兵されるのではないか? 可哀想な若者たち。中年も他人事ではないが、若者のように戦力になどなれない。足手まといになるだけ。戦争には負けたが、ハーモニカが吹ける自由(98頁~)。自由がない世の中が人間を壊しても平気な戦争なのだ。2015/11/30

R

17
小沢昭一さんのリサイタルを文字に書き起こした読み物でした。軽妙な語り口で、昭和がどうであったか、小沢昭一的自分史を聞かせてくれるようで、大変興味深い内容でした。やはりといったらいいのか、随分頭のよい人だったんだと伺える生い立ちで、それをユーモアたっぷりに唄とハーモニカを織り交ぜて聞かせるものだったようで、実際に聞いてみたかったと思えるものでした。徹子の部屋に出演された際の物も文字になっていて、人柄がにじみでるようなステキさが味わえて、満足であります。2018/03/28

ゴロチビ

3
講演録や「徹子の部屋」出演の文章化なのでボリュームもそれ程では無く、あっと言う間に読めました。昔々に聞いた講演の、その後のこともちょっと書いてあって嬉しい。昭和ヒトケタで筋金入りの軍国少年だった小沢少年。戦争に負けた途端に価値観を180度転換させられたこの人達の経験が戦後の日本をがむしゃらに作って来たのかなぁとも思う。もらった時計でもいいものはいい、もらった憲法も同じ…というのが良かったなぁ。この年代の人達が死んでしまったら、本当にすぐに戦争をする国になっちゃうんだろうなぁ。既にそうなってる気もする。2023/04/11

nizimasu

1
小沢さんの聞き書きがメイン。戦前戦後の唱歌や歌謡曲に造詣が深いだけあって要所要所に歌の話が出てくるが、むしろCDなどで聴いてみたくなる2011/06/05

シャコンヌ

1
小沢さんのユーモアと哀愁あふれる独特の語り口に深い味わいを感じた。悲惨な戦争体験を持つ筆者が「戦争は絶対にしてはいけない」と語る話には説得力があった。2011/04/13

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