出版社内容情報
愛する娘に言葉を教えたいと思っていた矢先、がんで声を失った母。それでも「私は心の声を娘に伝えたい」と死の当日まで愛娘と夫と精一杯生きた若い母。娘に声でしつけをできずに悩み、喜び、そして成長を楽しみにしつつ37歳の若さで天国に旅だった母親が直前までつづった感涙の手記。『余命1ヶ月の花嫁』が生まれたTBS系「イブニング・ファイブ」で、3回にわたって特集を組んで大反響を呼んだ書籍化。
内容説明
「愛しいこの子を残して私はいくの?」―凛ちゃん、ママの声を覚えておいて。がん手術で声を失っても“心の声”で子育てに励み37歳の若さで亡くなった女性が遺した感涙の手記。
目次
新しい命・失う命
病気のはじまり
告知
闘いのはじまり
再出発
再発
夏
マイ・バースデー、そして…
今年は一緒に
転移の疑い〔ほか〕
著者等紹介
筒井好美[ツツイヨシミ]
1970年東京生まれ。会社員をしているとき、肇さんと知り合い、2004年2月14日に結婚。同年9月に愛娘の凛ちゃんが誕生。2006年12月、36歳のときにがんを告知される。年末に手術をするも声を失う。それでも、“心の声”で、子育てに励みたいと頑張るが、4ヶ月後に再発。2008年5月、闘病中、37歳の若さで亡くなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
鈴
46
【家族週間@月イチ】②子供に先立たれるのはもちろん、子供がまだ親を必要としている時期に子供を残して死ぬこともとても辛い。娘さんの凜ちゃんは、うちの息子と1歳差。好美さん家族がこんなにも一生懸命生きてきた時間に、私たちは目の前の幸せを当たり前のことと思って暮らしていたんだよな…。好美さんの言葉から大事なことを教えられた。「多くのママは『子供が一番大切』と言うだろう。でも忙しいあまりに疲れもたまり、自分の一番大切な子供に笑顔さえも向けられない生活でいいのだろうか?」2017/11/21
ベル@聖川
2
職場のバックヤードに置いてあったので、借りて読んだ本。この手の手記は本やブログ、ホームページなどで読み漁った事があるが、余命が迫っているからと急いで編集した文章は初めてだった。好美さんの生きてるうちに伝えたいという気持ちが溢れた本でした。これは借りるのじゃなくてお金を出して買った方がいい本だなと思った。ちゃんと遺族に印税が入るのなら。2013/07/11
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