内容説明
西南戦争下、政府顛覆の陰謀に加担した陸奥の「立憲政体樹立の夢」は破れた。「虜囚」経験とヨーロッパ留学。陸奥の「精神の運動」を通して、近代日本が生んだ最も透徹したリアリスト、政治家陸奥の誕生を追う。
目次
2 『蹇蹇録』以前―陸奥宗光の前半生(続)(政府顛覆;破局;逮捕;繋獄;外遊)
3 陸奥再会―ヨーロッパに陸奥を訪ねて
付録(陸奥宗光―日本人の記録;近代日本の戦争外交―日清戦の陸奥と軍部を中心に)
著者等紹介
萩原延壽[ハギワラノブトシ]
1926年、東京・浅草に生まれる。東京大学法学部政治学科卒業。同大学院修了後、ペンシルヴァニア大学、オックスフォード大学へ留学。帰国後は研究・著述に専念する。2001年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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