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特捜検察vs.金融権力

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  • サイズ B6判/ページ数 325p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022502483
  • NDC分類 338.21
  • Cコード C0036

出版社内容情報

かつて栄華を誇った大蔵省・銀行などからなる金融護送船団。この巨大なる金融権力を検察はいかにして切り崩していったのか。バブル崩壊後、経済事件処理をめぐって激しく攻防する特捜検察と金融権力の15年を、朝日新聞編集委員である筆者が精力的な取材をもとに描き出す。尾上縫事件、野村・第一勧銀事件、金丸逮捕、大蔵汚職などから最近のライブドア事件まで、一気に読ませる手に汗握るドキュメント。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

12
実名で書かれているので迫力があります。また検察や当時の大蔵省の人脈がよくわかります。ただし時間的な観点や事件が輻輳していてこの分野に興味がある人にはわかるかもしれないのですが、初めて読む人にはちょっと読みずらい感じもしました。このような本を読むと明らかにマスコミは、情報操作まがいのことをしている感じがします。まあ船戸さんの満州国演技を読んでいても当時の新聞はお上の言うことを鵜呑みにして国民をたきつけていた感じがします。2014/06/10

オカピー

9
内容的には難しかったですが、昔の、名だたる事件がたくさん出てきました。「ノーパンしゃぶしゃぶ」なる接待の手段もあったなと思い出しました。あとがきにもありましたが、個人では絶対に触れることの無い額のお金に触れると、触れ続けると人間誰でもおかしくなり、感覚も麻痺するのであろう。大蔵省、検察などの役人さん、政治家、金融機関の方々、全てがもちろんそんな人ばかりではないと思いますが、日々、コツコツと日金を稼ぎ細々と暮らしている私たち庶民との、感覚の「ずれ」は大きい。ずれがあることにさえ、気づかない?ふり?2024/07/13

ひとまろ

5
結構知っている事件が多いな。 最近で言うとライブドア事件かな。2016/01/27

ランラン

3
新聞では報道されない最高検、特捜など官僚の事件の裏に潜む動きは、興味深かった。2014/03/28

Yuri Mabe

2
バブル崩壊により汚職の清算と変質を求められる大蔵省を中心に、検察庁、法務省、銀行や企業の事件と顛末を追うノンフィクション小説。タイトルはかっこいいけど難解…かと思いきや、実名人物や組織の攻防を描いていてスリリングな警察小説のように読める。著者と同じく元新聞記者の横山秀夫作品やリアルな警察小説モノが好きならお勧めできる。90年代の誰でも知っている大型事件や出来事の背景がうまくまとまっていて勉強にもなる。2014/02/08

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