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出版社内容情報
【文学/日本文学小説】幻のこうの史代作品が待望の初書籍化! 表題作は、人間界から帰れなくなった悪いかっぱの少女ねね子が巻き起こす日々の騒動を愛らしく描くオールカラー漫画。本作のほか、描き下ろしスケッチコラム「かっぱ紀行」や未書籍化の漫画、イラストも収録。
こうの史代[コウノフミヨ]
著・文・その他
内容説明
人間界に迷い込んでしまったかっぱの少女ねね子。水の世界に戻るため善行を積まないといけないのだけれど…。遠足で夏祭で海水浴で、仲良しのいずみちゃんと奮闘する―こうの史代、幻の名作がついに書籍化。暴れんぼうのねね子が今日も人間界で大騒ぎ!!カラーのほのぼの表題作ほか、単行本未収録作品集。
著者等紹介
こうの史代[コウノフミヨ]
1968年広島市生まれ。95年『街角花だより』でデビュー。2004年発表の『夕凪の街桜の国』でメディア芸術祭マンガ部門大賞、手塚治虫文化賞新生賞を受賞。07~09年発表の『この世界の片隅に』でメディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。12~13年発表の『ぼおるぺん古事記』で古事記出版大賞稗田阿礼賞を受賞。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
90
基本的に児童書です。かっぱのねね子ちゃんのお友だちはどじょうのながいくん。ギガタウンに登場するカエルやうさぎにも日本語名が当てられていたように思う。こうの先生は擬人化が上手いなぁ。読んでて微笑ましくなる。2019/08/15
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
65
こうの史代ファンなので読む。可愛い作品集である。表題作の『かっぱのねね子』に出てくるねね子の同級生ながいくん(ドジョウ)が可愛い。ねね子はあんまり可愛くないのだが。その他の作品ものほほんとしていて、相変わらず気分の良い風が吹いているような。これからどんな仕事をするのか楽しみな表現者は案外少ないのだが、こうの史代は間違いなくそれの数少ない一人である。だからこんな小品集も良いが、新たな長編を期待している。2019/03/13
ちえ
31
図書館本。読みはじめ(あれ?この本前に借りたことあったかなあ?)と既視感。初出記録で気が付いた。表題作の「かっぱのねね子」は福音館書店「大きなポケット」(小学生向きの月刊誌)の連載、リアルタイムにその時に読んでいた。「夕凪の街・桜の国」が初読みと思っていたけど、こうの史代さんにはその前から出会っていたんだ、と不思議で嬉しい気持ちになった。こうのさんが飼っている小鳥たちの性格や行動が我が家の猫に重なり、(猫も鳥も同じなんだー)と妙に感慨深い。見開きのスペシャルイラスト、心にしみる。こうの文代さん好きだなあ。2019/04/20
たまきら
28
奔放なかっぱと、友人のながいくん、やさしいいずみちゃん。笑っているうちに読み終わっちゃった。今日の夜から牛久ですよ~。かっぱにあえるかな?作家さんの日常が楽しい漫画も好みでした~。2019/08/13
トリオネア
16
ぷらづま記、たまのを草紙、へるめすの書は鳥のかわいさや面白さが作者さんの魅力と共によく描けてる。この作者さんの線や彩色が味があっていいと思うから、17年経っても変わりなくてよかった。2019/02/23