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出版社内容情報
2018年1月からTVアニメ化も決定し、ますます注目を浴びるホラー漫画界の異才・伊藤潤二。その作品世界を網羅した完全読本が画業30周年を記念して発売。ロングインタビュー、単行本未収録作品、特別寄稿の記事など豪華掲載!!
内容説明
単行本未収録作品「恐怖の重層」「首吊り気球・再来」「魔声」「よん&むーの幽霊物件」。2万字ロングインタビュー。主要30作品徹底解説。全作品リスト。プロット、シナリオ、ネーム公開!「恐怖の重層」制作現場…など、すべてを網羅。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Bugsy Malone
78
2万字ロングインタビューから、錚々たる方々の特別寄稿(ギレルモ・デル・トロ監督まで!)、諸星大二郎先生との対談、単行本未収録作品掲載等、唯一無二のホラー漫画家伊藤潤二さんの、抗いきれない魅力と意外な素顔が垣間見える、とにかく贅沢な内容の30周年記念読本。特にTV『浦沢直樹の漫勉』で創作過程を紹介された『恐怖の重曹』はまさに圧巻。『首吊り気球』の続編『首吊り気球・再来』掲載も喜ばしく、全く申し分のない一冊でした。2018/05/13
HANA
62
随分昔のことになるが『富江』を読んだ時の衝撃は今でもはっきりと覚えている。本書は著者のデビュー30周年にあたって、インタビューや寄稿、作品解析、果ては単行本未収録作品まで、伊藤潤二の仕事をこれでもかと紹介した一冊。個人的には名作「首吊り気球」続編や巻末のSIRENを著者独自の味付けした「魔声」だけでも買った価値があると言わざるを得ない。特に「魔声」の初期短編を思わせる切れ味の良さといったら…。作品の成り立ちから仕事で使う道具まで、著者の魅力を余すところなく教えてくれる一冊であった。また作品読み直そう。2021/07/02
keroppi
49
読友さんのレビューに惹かれて読みました。実に盛りだくさんで充実の内容。伊藤潤二さんの魅力をいろんな角度から見せてくれる。あの作品なのに、この笑顔。ますます伊藤潤二さんが好きになりました。「恐怖の重層」の歯の描写、歯科技工士だったという伊藤さんだから出来た迫力!読んでよかった。2018/05/22
たまきら
30
うわあ、こわおもしろ~い。寄稿されている人々も豪華だし、インタビューなどの企画も面白いし、何より読んだことのないよん&むーが読めて楽しかったです。あと、うんち模型とか、ぷぷぷ。絶賛反抗期中の娘が今日は最悪だったので(多分今日3ことぐらいしか会話してない)、「よん&むーあるよ」と言い忘れて表紙が見える形で置いておいたら、本棚に近寄れないでやんの、チキンめ。怖い本を置いておくとお風呂も早い…ふうむ…これは武器になるな。2022/04/18
ぐうぐう
30
画業30周年を記念した伊藤潤二のMOOK。内容がとても充実していて、驚いた。伊藤潤二への2万字インタビューから始まり、高橋留美子、波津彬子、小島秀夫等々、寄稿陣の豪華なこと(ギレルモ・デル・トロまでいる!)。諸星大二郎との対談も読み応えあり。論理で物語を構築していく諸星に対し、感性で物語を牽引していく伊藤とは、その作画工程は真逆に思えるのだが、お互いをリスペクトし、実に息の合った対談となっている。単行本未収録作品も複数掲載されている(あの「首吊り気球」の続編も!)。(つづく)2018/01/09
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