感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミン2号
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昭和の名作マンガ・シリーズの一冊で、『総務部総務課山口六平太』の作者である高井研一郎さんの少年時代(「上海ワンダーランド」)や青年時代(「新宿牛込青春ふくろ小路」)などが収められている。前者はちょうど第二次大戦頃の高井さんの体験だし、後者は高井さん青年時代の思い出が背景となっているのだろう。後者は「三丁目の夕日」より少し前にあたる。いずれもワタシなどの生まれるより前の時代で、当然「懐かし」くなどないのだけど、その時代を知り、その時代に一所懸命生きた人たちの息遣いが伝わるようだ。「昭和」は遠い時代になった。2019/05/19
刷子筆男
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隠れた名作。トキワ荘グループと同時期にあたる青春回顧もいいが、上海での幼少期を描いた作品には、胸が熱くなる。この人の描く「美人」は本当に愛おしい。2011/07/21
T
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「上海ワンダーランド」がよかった。2019/04/07