出版社内容情報
竜と魔女が暮らす世界を舞台にしたファンタジー小説。竜に呼ばれて王宮にやってきた少女、ミアが、様々な事件に巻き込まれる。・小学館児童出版文化賞、野間児童文芸賞など数々の賞を受賞している、人気児童作家によるシリーズ新刊。・挿絵は『魔女の宅急便』(3~6巻、福音館書店)、「旅人」シリーズ(偕成社)などを担当している、人気挿絵作家の佐竹美保さん。・朝日小学生新聞の人気連載作品。シリーズ第3作目。
内容説明
ウスズと星の音の赤子がさらわれた!王宮の若き魔女を追い、ミアは竜に乗る―。日のある空を竜が飛び、月のある空を魔女が飛ぶ世界のファンタジー。待望の3巻!
著者等紹介
柏葉幸子[カシワバサチコ]
1953年、岩手県生まれ。『霧のむこうのふしぎな町』(講談社)で講談社児童文学新人賞など受賞。『つづきの図書館』(講談社)で小学館児童出版文化賞受賞。『岬のマヨイガ』(講談社)で野間児童文芸賞
佐竹美保[サタケミホ]
1957年、富山県生まれ。おもなさし絵作品は『魔女の宅急便』(3~6巻、福音館書店)、などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nyah
37
竜が呼んだ娘 3巻。竜と魔女が暮らす世界。竜騎士ウスズと魔女星の音には双子の赤ちゃんが生まれる。金髪男子は人間の血を黒髪女子は魔女の血を濃く受け継いだと。出産の手伝いに来た魔女が赤子をさらい逃走。谷の子ミアは五爪の竜に乗り、後を追う。ミアは叔母に厳しく育てられ、周囲を観察しているので、攫った魔女の言葉を聞いているし、魔女が逃げ込んだ場所での現象の原因を究明していく。冒険ファンタジー、好きです。ワクワクします。ウスズ部屋付き子だけど、女の子だけど、竜騎士になりたいミア。楽しい。柏葉幸子さんは上手いなあ。2021/01/03
ぽろん
36
前作から時間が経って、思い出せないまま、読み始めたけど、今回も面白かった!竜とか魔女とかこういう世界大好きです。ミアは、今回も大活躍で、遂に竜騎士への決意を新たに。五爪の竜との絆が素敵。そして、コキバの想いにキュンとなった。2020/12/20
anne@灯れ松明の火
33
シリーズ3。遠い方の新着棚で。すっかり王宮になじみ、皆からかわいがられるミア。さらわれた赤ちゃんを救うため、ミアの冒険が始まる……。さらった者の気持ち、逃げたかった気持ちもわからないでもない。でも、すべてから救ったのは、あのひとこと。認めたからこそ、本人も救われた。そして、ミアも、腹を決めて、次のステージへ! 挿絵は佐竹美保さん。 2021/01/08
ふじ
23
シリーズ3作目、罪人の村から王宮に呼ばれた少女ミアの物語。好きなのにすっかり忘れてて1巻から再読。コキバとミアの関係が好きなんだけど、あくまでミアの冒険はミアのもの。簡単に恋愛メインにしないところが児童書っぽくて逆に好き。今回は鬼食いの心情変化をアッサリ感じたのと、天蓋の都の作りが難しかったせいか、2ほどは入り込めず。ミアは竜騎士になるようなので次を楽しみに待ちたい。2021/09/17
みよちゃん
21
今回はミアの思わぬ思いが事件解決に。母と子の思いが胸を打つ。最後には自分の生きる方向性が。コキバとの思いが、コキバの思いが伝わってくる。次作もあるのだろうか?2021/05/18