知られざるペップ・グアルディオラ―サッカーを進化させた若き名将の肖像

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  • サイズ B6判/ページ数 556p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784021902383
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0075

内容説明

ペップでさえ、人知れず苦しんできた。サッカーの世界を舞台に培われた珠玉のリーダー論。

目次

序章 ローマとニヨンでのハイライト
1章 なぜバルサを去らなければならなかったのか?
2章 村の広場からカンプ・ノウの監督室へ
3章 バルセロナの監督として
4章 なぜバイエルンを選択したのか?
補章 ペップとバルサの原風景と功績

著者等紹介

バラゲ,グイレム[バラゲ,グイレム] [Balague,Guillem]
バルセロナ生まれのサッカージャーナリスト。リヴァプールの大学で英語力を磨き、現在はイギリスのスカイスポーツを中心に活躍する。母国スペインの『アス』紙や英国の高級紙『タイムズ』紙を始め、サッカー専門誌の『Four Four Two』や『ワールドサッカー』など数多くの媒体に寄稿

田邊雅之[タナベマサユキ]
政治学者を目指して大学院に進学するも挫折。学生時代から各種雑誌や書籍で活動していた経験を生かし、ジャーナリストに転身。2000年から『ナンバー』編集部に所属。プレミアリーグ担当責任者として多くの記事を手がけ、2010年にフリーランスとして独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

24
バルサファンの著者による2013年までのジョゼップ(ペップ)・グアルディオラの伝記。彼が注目されるようになったのはボール支配率を重視し、局面的な数的有利を常に作りだす戦術を掲げ、それで数々のタイトルを獲得したこと。それで世界中の指導者や戦術家、分析スタッフを魅了し、『ポジショナル・フットボール』という考えが成立するまでになったからだろう。本書では戦術論的な話こそないがペップが有名になっていくまでの経緯が(気持ち悪いくらいペップと彼に従順だった選手たちを美化して)書いてあり、時系列が整理できて良かった。2022/09/27

しーふぉ

13
結果とスペクタクルを両立させた稀有な存在。イブラヒモビッチとの確執などただの聖人君子としてだけ書いてないのもいい。2015/12/03

Y2K☮

5
私がバルサファンになったのは2010年のプレシーズン。美しいパスサッカーに魅了された(私的にはマンUとの2011年CL決勝がベストマッチ)。「結果と内容、両方に拘る」という真摯な哲学にも惹かれた。バルサのサッカーも哲学も最初に考えたのはペップではない。でもいま思うと、失われつつあったそれらを強い意志で取り戻し、磨きを掛けたのが彼だった。その上で達成した六冠だから価値がある。カタルーニャ人はシャイで真面目で保守的らしいが(日本人に似ている)、ペップにはチャレンジ精神もある。リーダー論、人生論としてもお勧め。2014/02/14

tuppo

4
いくらなんでも美化しすぎかな。イブラとかモウリーニョの本に対する言い訳本みたいになってる。人間関係においてはなかなかサッカーチームも小学校の一クラスも悩みどころは一緒らしい。2014/02/28

511

3
ペップ・グアルディオラの半生を追いながら、彼の哲学や人間性に触れられる。彼は繊細で神経質で、控え目だけど完璧主義者の理想主義者だ。忍耐も我慢もこだわりも強い。端的に言えば非常に魅力的な人間なのだ。完ぺきとはほど遠い、人間臭い男だ。そんな彼が様々な苦闘に抗いながらそれでもサッカーに情熱をささげ、その奥深さを探求していこうとする姿勢は尊いものだろう。この一冊でペップを中心としてメッシ、カタラーナ地方、バルセロナというクラブ、そういった背景をざっと理解できる点も素晴らしい。サッカーファンならば読んで損はなし。2017/04/08

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