人間砂漠〈上〉

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  • サイズ 46判/ページ数 248p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784021100536
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0093

出版社内容情報

戦後、幼くして天涯孤独のホームレスになった著者が、デビュー作としてその数奇な生き様を綴ったノンフィクション。運命に抗(あらが)いつつ数々の事業を成功させ、小卒ながら博士号を取得。ボランティア活動を通して世界の要人たちとも交流を持つ。その生い立ちから青年期までを描いた上巻では、奉公先で酷い虐待を受けた体験から、いじめの問題についても深く考察した。東京の下町に生まれた主人公(著者)あいヒロシは、4歳のおわり頃に両親が離婚。クズ鉄やパチンコ玉拾いを“仕事”とし、小学校へは給食を食べるためだけに通ってなんとか生き延びるも、頼りの母が突然行方不明となる前から小学生ホームレスに。まもなく親戚の家へと奉公に入るが、そこでは想像を絶する虐待生活が待ち受けていた。自らの体験から、「いじめ」の問題についても深く考察し、著者なりの改善策を本書で提言する。18歳の春に「強制収容所」にも似た奉公先を飛び出すと、靴職人の親方のもとへ弟子入り。見習いとして日に18時間近く働く生活となるが、ここでの暮らしは精神的に天国。働くことを喜びに変えながら21歳で独立後、靴の仕事は順調で、浅草に初めて建てた一軒家の半分を間貸してアパート経営も始めることに。しかし、順風満帆にみえた人生には思わぬとし穴が待ち構えていた。その後、幼い自分を捨てた父と、突然行方不明になった母の秘密も明らかになる。とても実話とは思えない人生の中で、ヒロシの生き様は困難を生き抜く現代の我々に勇気と希望を与える数奇なサクセスストーリーだ。

内容説明

戦後幼くして天涯孤独のホームレスになった著者は、その後数奇な運命に抗いながら事業を成功させ、小卒で博士号を取得。生い立ちから青年期までを描いた上巻では、奉公先でひどい虐待を受けた体験から、いじめの問題についても考察した。

目次

第1章 ヒロシの誕生から“ハウスレス”小学生になるまで(ヒロシの誕生;私の両親 ほか)
第2章 繰り返された虐待と学んだ生き方(十一歳の終わり頃、母が行方不明に;ヒロシ、十二歳の初め(小六)で「子守奉公」に出される ほか)
第3章 いじめについて思うこと(近所のいじめっ子;いじめをどう受け止めるか ほか)
第4章 ここは天国!靴デザイナー時代(ヒロシ、靴デザイナーになる;初めての給料を丸ごと貯金して買ったもの ほか)
第5章 地獄からの再スタート(初めての一軒家とアパート経営;弟子にお金を借りに来た親方 ほか)

著者等紹介

あいヒロシ[アイヒロシ]
1943(昭和18)年1月、東京下町生まれ。中学校をわずか3カ月半で中退という学歴ながら、40から50代にかけて都内に20数棟のビルを所有する不動産オーナーとなるも、60歳までにそのすべてを相続人の会社に譲り、一路学問の道へ。学生となるべくJ大学大学院経営学部ビジネスデザイン科修士課程に入学。米カリフォルニア州立大学へのインターンシップ留学を経て、C大学大学院政策研究博士課程にて博士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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