内容説明
20年以上コピーを書いてきた著者が蓄えた著者なりのスキル。言葉を伝えるために言葉を強くする技術ではなく、人に伝えるだけの価値ある言葉を見つける技術。
目次
第1章 伝わらない言葉たち
第2章 考えられた言葉とは何か
第3章 考えを深めるとはどういうことか
第4章 考えを深めるための4つの扉
第5章 4つの扉から生まれる言葉たち
第6章 さらに考えを深めるために
第7章 「考えを深める」ことを邪魔するもの
第8章 「おわりに」の前に
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろ☆
17
電通のコピーライター。言葉で表す時の4つの方法。宣言、提案、描写、挑発。自分が言いたいことより、相手が言われたいこと。いいことより、本当のこと。2014/06/12
かいてぃ〜
15
タイトルに惹かれてオンライン発注。求めていた事と少し方向は違ったが、深く考える習慣付けは非常に大切だと思います。第一印象から更に「何で?」等の自問自答を数回繰り返す事で少しは深く考える事が出来そうです。また、「キレイな表現」に拘ると、伝わって欲しい、伝えたい本質から離れてしまうという「敵」は、日々気になっていた事で、それは気付けて良かった。2016/08/28
Yohei
3
★★★☆☆電通クリエイティブ・ディレクターのコピーを生み出す技術を紹介した本。コピーはアーティストが瞬時に作成するわけではなく、『考える』行為が必要。人が思いつくアイデア(あるいは初期インスピレーション)には必ず意味があり、考えるという面倒くさい行為を経ることによって自分のオリジナルに到達できるという。使われるフレームワークはシンプルなものだが、手段であって本質ではない。自己の強みとなるオリジナルは、創るものでなく、自己と向き合うことによって本来ある物が掘り起こされるものであることがよくわかる。2014/12/21
ショーリ
3
僕が大好きな、九州新幹線開通のCMを作った人の本。やっぱりクリエイティブな仕事をしている人の話はわかりやすい。アイデアとは、思いつきの言葉を深く深く考えて行った先にあるもの。今の僕に一番必要なことだなぁと思いました。だけども二つだけ引っかかることが。カッコでのセルフツッコミと、「スミマセン」が多い(^_^;)「スミマセン」は数えてみたところ、37回も言ってました(笑)そんなに謙虚にならなくてもいいですよ磯島さん(汗)2014/04/22
たいしろう
2
ヘーベルハウス「考えよう。答えはある。」ポカリスエット「自分はきっと想像以上だ。」を制作されたコピーライターさんの本。本の大きさの割に内容は少なかったけど、ひとつ大事なことがわかった。「考えたコピーに満足せず、これでもかと考え抜く」こと。少しでも相手目線に立って考えると伝わるのだなと、コピーと普通の言葉の歴然な差を感じた。精神論ではなくて、きちんと伝わる言葉「コピー」の作り方も載せている。コピーを①企業・商品②競合③ターゲット④社会の4象限に分けて開発する技術は目からウロコ。流石、電通です。?♂️2018/11/13