出版社内容情報
AI研究の松原仁氏(公立はこだて未来大学教授) 、IoT開発の坂村健氏(東京大学名誉教授)に聞いた国産テクノロジーの危機第3次AIブームは「アルファ碁」で始まった。グーグル、テンセントといった米中の名だたるIT企業が組織をあげて囲碁AIの研究開発を進めるなか、それがAIの核心に通ずるものであるにもかかわらず、なぜか日本企業では囲碁AIの研究開発はほとんど行われていない。囲碁AIの研究開発を行う数少ない国内企業の経営者である著者・福原智が、テクノロジーの本質を問わぬままに米中企業の後塵を拝しつづけている日本企業の行方を産業革命の歴史とIT開発史から読み解く。斯界の第一人者である坂村健氏、松原仁氏、安延申氏との対話のなかから、現状の問題点に鋭くメスを入れる。なぜコンピュータサイエンスを理解したエンジニアでなければ、日本の未来を切り拓けないのかを熱く伝えます!◆章立てはじめに?われわれはどこから来たのか?第1章 ゲームボードの向こうにある戦争 ──囲碁AI国際大会がつきつける覇権争いの行方第2章 ビッグデータという資源の獲得を競う現在 ──4回目の産業革命と、IT開発4度目の波第3章 テクノロジーへの古い固定観念に囚われた日本 ──第五世代コンピュータに始まる挫折の歴史第4章 産業革命4.0の本番はこれらの50年にある ──分野を越えて共振するテクノロジー第5章 ポスト・ディープラーニングを掘り当てろ! ──ブロックチェーンとIoT、AIの本質第6章 テクノロジー・ファーストのIT企業だけが未来を見る ──IT企業の経営者が持つべき使命おわりに?われわれはどこへ行くのか?
内容説明
すべての産業革命はエンジニアから始まる。ポスト・ディープラーニングとなるテクノロジーを探れ!
目次
はじめに われわれはどこから来たのか?
第1章 ゲーム盤の向こうにある戦争―囲碁AI国際大会が突きつける覇権争いの行方
第2章 ビッグデータという資源の獲得を競う現在―4回目の産業革命と、IT開発4度目の波
第3章 テクノロジーへの古い固定観念に囚われた日本―第五世代コンピュータに始まる挫折の歴史
第4章 産業革命4・0の本番はこれからの50年にある―分野を越えて共振するテクノロジー
第5章 ポスト・ディープラーニングを掘り当てろ!―ブロックチェーンとIoT、AIの本質
第6章 テクノロジー・ファーストのIT企業だけが未来を見る―IT企業の経営者が持つべき使命
おわりに われわれはどこへ行くのか?
著者等紹介
福原智[フクハラサトシ]
株式会社トリプルアイズ代表取締役CEO。山形大学理学部物理学科卒。2008年に株式会社トリプルアイズを設立。UEC杯コンピュータ囲碁大会に出場するなど、人工知能の研究開発に取り組むと共に、自社ディープラーニングシステムを応用したユーザー向けシステム開発を推進する。現在はIoTと組み合わせたAIoTサービスプラットフォームを開発中。BCCC(ブロックチェーン推進協会)の理事として設立に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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