出版社内容情報
焦土にいち早く咲いた花として戦後、広島市の花となった夾竹桃。1945年8月6日、この木を命がけで守った犬たちがいた。悲劇は人間だけに起きたのではない。生きとし生けるものが被ばくしたことを語り継ぐ絵本。入市被ばく二世である著者が、子どもたちに積極的に平和を考えるきっかけを与えるために2000年に絵本を出版、小中学校に無料配布して、読書感想文などのコンクールを毎年実施している。本書はハワイ州の日系人グループとの交流がきっかけとなり、全文英訳を付けて刊行するもの。オールカラー。
著者等紹介
緒方俊平[オガタシュンペイ]
1946年福岡県で生まれる。1972年、広島市で弁護士を開業。主に企業法務を中心に仕事を展開しながらも、環境問題に関する裁判にも取り組む。また社会貢献活動として、被爆者救済や公害被害者の救済訴訟にも参加する。40歳を過ぎてから仏教への理解を深め、日本の伝統的な仏教の修行である“修験道”に接し、弁護士業を営みながらも夜間を中心に8年間、山岳修行を行う。また、その頃より墨による絵画に取り組み、数多くの個展を開催。1999年、イタリア・ミラノ市のサンタンブロージョ教会美術館並びにコモ市のファミリア・コマスカ教会に招待され、墨絵の個展を行う。2000年、絵本『夾竹桃物語 わすれていてごめんね』を出版。2001年より毎年、読書感想文や絵・書道のコンクールを実施。これまで3万人以上の小中学生から作品が届けられている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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モリー
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