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夾竹桃物語 わすれていてごめんね

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  • サイズ A4判/ページ数 48p/高さ 22X31cm
  • 商品コード 9784021002717
  • NDC分類 E
  • Cコード C0721

出版社内容情報

焦土にいち早く咲いた花として戦後、広島市の花となった夾竹桃。1945年8月6日、この木を命がけで守った犬たちがいた。悲劇は人間だけに起きたのではない。生きとし生けるものが被ばくしたことを語り継ぐ絵本。入市被ばく二世である著者が、子どもたちに積極的に平和を考えるきっかけを与えるために2000年に絵本を出版、小中学校に無料配布して、読書感想文などのコンクールを毎年実施している。本書はハワイ州の日系人グループとの交流がきっかけとなり、全文英訳を付けて刊行するもの。オールカラー。

著者等紹介

緒方俊平[オガタシュンペイ]
1946年福岡県で生まれる。1972年、広島市で弁護士を開業。主に企業法務を中心に仕事を展開しながらも、環境問題に関する裁判にも取り組む。また社会貢献活動として、被爆者救済や公害被害者の救済訴訟にも参加する。40歳を過ぎてから仏教への理解を深め、日本の伝統的な仏教の修行である“修験道”に接し、弁護士業を営みながらも夜間を中心に8年間、山岳修行を行う。また、その頃より墨による絵画に取り組み、数多くの個展を開催。1999年、イタリア・ミラノ市のサンタンブロージョ教会美術館並びにコモ市のファミリア・コマスカ教会に招待され、墨絵の個展を行う。2000年、絵本『夾竹桃物語 わすれていてごめんね』を出版。2001年より毎年、読書感想文や絵・書道のコンクールを実施。これまで3万人以上の小中学生から作品が届けられている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モリー

53
広島に原爆が投下されたとき、地上にいたのは人間だけではなかった。なのに、私たちのは人間だけを追悼してきました。「わすれて ごめんね」というタイトルには、そのことに対する自戒が込められています。2020/04/12

ヒラP@ehon.gohon

17
広島原爆を動植物の視点で描いた力作です。 夾竹桃が広島市の花だということを初めて知ったのですが、原爆を投下された悲惨な状況下で犠牲になったのは、人間だけではなかったことを改めて実感しました。 インパクトのある絵の中に作者の思いが滲んでいます。 自費出版、小中学校への無料配布から始まり、ハワイ州日系弁護士グループとの交流から英文併記で出版されることになった経緯も、平和への思いが強く伝わってくる絵本です。2019/02/21

180℃

3
英文を併記している絵本。教科書を読み返すと地域に起きたことの悲惨さが明解に表記されるが、その被害が水、土、人にばかり意識を向けてしまい、動物、草木さえも死の憂き目に合っていたことを理解出来ていなった。見識が広まった。所管2020/04/19

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