出版社内容情報
生後1週間で出征した父は沖縄で戦死。いまだ見つからない父の遺骨と、レイテ島で戦死した叔父の遺骨を探す傍ら、国内外の遺骨収集や遺品返還の平和活動に奔走する著者。苦労の幼少期、組合活動の闘士から、反戦を篤く誓う現在までの軌跡をつづる。
内容説明
戦争遺児の71年。母一人子一人の苦しい境遇。労組委員長としての闘争史。沖縄、レイテ島など「NPO法人戦没者追悼と平和の会」の活動、近づくきな臭い時代へ警鐘を込めて。
目次
第1章 こうして戦争は作られた(ペリー来航から明治維新・太平洋戦争へ;無謀だった太平洋戦争 ほか)
第2章 戦争に翻弄された国民(塩川家兄弟4人の軍歴;戦地沖縄からの便り ほか)
第3章 社会人、そして闘争の時代(就職・野球部;組合活動・劣悪な労働条件との闘い ほか)
第4章 戦没者に不戦を誓う旅(150回を超えた沖縄行き;レイテ島で ほか)
第5章 若者を再び戦場に送るな(「いつか来た道」ひた走る安倍政権;自衛官を危険にさらすな ほか)
著者等紹介
塩川正隆[シオカワマサタカ]
1944年福岡県北九州市に生まれる。沖縄戦で父親を亡くした。63年佐賀県立鳥栖工業高校機械科卒業。久留米大学(福岡県久留米市)に就職。悪労働条件克服のため組合運動の先頭に立ち、たびたび不当処分を受けるが排除する。90年退職、91年塩川総合企画(株)設立、現在は塩川グループトップアドバイザー。1977年から沖縄、1995年からフィリピン・レイテ島などの戦没者の遺体収容や遺留品の返還活動を行う。2002年「NPO法人戦没者を慰霊し平和を守る会」を設立、現在「NPO法人戦没者追悼と平和の会」理事長。NPO法人みやき振興理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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