内容説明
「助けて!ハムスター殺しがうちの前にいる。」とつぜんの悲鳴を聞きつけたフレディ。それはどうやら、野生のハムスターのようだった。小麦畑に住んでいるかれらは、開発のために殺されそうになっているのだ。マスター・ジョンの力を借りて、フレディと仲間たちが力を合わせ、「ハムスターお助け作戦」を決行。ところが、野生のハムスターはがんこ者。さて、作戦のゆくえは。
著者等紹介
ライヒェ,ディートロフ[ライヒェ,ディートロフ][Reiche,Dietlof]
1941年生まれ。ドイツ軍に士官として入隊、機械製造を学ぶ。1970年に除隊し、人間工学(経済学)の研究に従事。その後、社会学を勉強した後、作家活動を始める。現在、ハンブルクに住み、文学や児童文学の作家およびイラストレーターとして活躍。1978年に、Der Bleisiegelf¨alscher(にせの鉛封印作り師)でドイツ児童文学賞を受賞
佐々木田鶴子[ササキタズコ]
香川県に生まれる。早稲田大学文学部卒業。6年間ドイツに滞在し、ミュンヘン大学で歴史学を学び、国際児童図書館にも勤務。帰国後、エンデ、ヘルトリングなど多数のドイツ児童文学や絵本を翻訳
しまだしほ[シマダシホ]
東京に生まれる。武蔵野美術大学短期大学部生活デザイン学科卒業
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感想・レビュー
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スイ
13
『「でも、世の中には悲鳴が聞こえても、ぼくたちにはどうしようもないこともたくさんあるね。」 そうなんだ。ぼくたちには、どうしようもないことがたくさんある。 やっぱり、人間なんだ。 おおぜいの人間がもっとまじめに考えてくれることが、いちばん大事なんだ。』 野生のハムスターは絶滅危惧種だというのを、ハムスターを育てることになって色々調べた時に初めて知った。 その希少な野生のハムスターが住む場所に工場が建てられることになり、悲鳴を聞いたフレディたちが立ち上がる。 直球で、あるいは動物の姿を借りて、2023/03/02
maiko
5
かしこいハムスター、フレディ3作目。今回は、野生のハムスターの悲鳴を聞きつけたフレディが、いつもの仲間と協力して救出作戦に挑む。新しい展開として、なんとマスタージョン以外の人にフレディの秘密を教えることに。たくさんの危機に見舞われながらも、人の優しさが描かれる今回。ゾフィーとの絆も深まりますます今後が気になる!2022/07/20
レアル
2
この話が一番好きでしたね。フレディの賢さと勇敢さに魅了されてました。
timeturner
1
野生のハムスターがいるなんて知らなかった。2014/01/29
JUNSEI
1
ハムスターがいるかもしれないのに、もっとちゃんと調べればいいのに、と思った。2013/05/29