旺文社ジュニア・ノンフィクション
オランウータンに森を返す日

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  • サイズ A5判/ページ数 159p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784010694626
  • NDC分類 K489
  • Cコード C8340

出版社内容情報

大阪のペットショップが4頭のオランウータンの子供を密輸し、摘発された事件が新聞やテレビなどでたびたび報道されました。彼らはふるさとのインドネシアに帰ることになりましたが、それで問題が解決したわけではありません。この事件を追った本書を読んで、命、自然、人としての責任について、改めて考えてください。絶滅の危機にあるオランウータンの現状、彼らのふるさとで起きていること、そのすべてに人が関わっていることを知ったとき、私たちは自然に対して無関心でいるわけにはいきません。著者が撮りおろした写真が訴える自然の悲鳴を今、受け止めることが私たちの責任の第一歩です。

目次

プロローグ ローズマリーとリカ
広告に出たオランウータン
ふるさとに帰る日を待ちながら…
何がいけなかったのだろう
オランウータンの島から
森を壊すのはだれ?
野生を取り戻すために…
ぼくらの宿題
エピローグ オランウータンに森を返す日

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スターライト

8
タイトルにまず注目しよう。「オランウータンに森を」返す日であって、「オランウータンを森に」返す日ではない。本書は1998年に起きたオランウータンの密輸事件をきっかけに、その背景を調べるうちに、オランウータンの生息地で有名なカリマンタン(ボルネオ)島で調査し、その根が深いことを浮き彫りにする。カリマンタン島で行われている国立公園での違法な伐採行為を一概に避難できないジレンマを覚えつつも、人間の欲望が野生の動物を絶滅の危険に追い込み、森林破壊という環境と同根であることを著者は知る。タイトルの意味は深い。2022/09/01

おはなし会 芽ぶっく 

6
覚書 『司書と先生がつくる学校図書館』より5年生向け。2021/03/29

to-lucky

0
「「オランウータン『を』森にかえす日」ではなく、「オランウータン『に』森を返す日」というタイトル。なるほど。でももう少し伝えたいことをはっきり絞ってほしかった。2010/05/22

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