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出版社内容情報
手も足もさずけられずに生まれた子ザルの大五郎。いく日も生きられないと告げられた大五郎。しかし、大谷家の家族の愛に支えられて、二年あまりの命を精いっぱい生きたのだった。
著者等紹介
大谷淳子[オオタニジュンコ]
1937年、広島市に生まれる。1945年、小学校2年のとき、広島市内で被爆。1957年上京。大谷英之氏と結婚。写真家として公害問題や職業病を追求している英之氏の活動に接して公害のおそろしさを知る。現在、「先天性四肢障害児父母の会」の活動にも参加している
大谷英之[オオタニヒデユキ]
日本写真家協会々員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
二条ママ
3
長女小2。図書館本。独り読み。2019/02/02
みとん
2
旦那さんが大分出身で、猿だから高崎山かと思ったら、淡路島出身のおさるさんらしい。生まれつき足は根本から、手も肘から先がない奇形の猿大五郎は、仮死状態で見つかった。「いくらも生きれない」と断言されたが、公害を写真におさめる旦那さんが引き取り、奥さんが育てることに。三姉妹に末弟として加わり、懸命に生きる大五郎の成長を記録した育児日記。タイトルからわかるように、残念ながら亡くなってしまったが、輝くような2年間が記されている。大五郎が亡くなったときの作者の姿を娘さんを通して見て、職員室で涙ぐんでしまったー。2014/12/09