旺文社文庫<br> 狭き門

旺文社文庫
狭き門

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  • 商品コード 9784010621004
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sin'iti Yamaguti

1
アリサの考え方は、ほとんどの日本人には理解不能だろう。私にも理解できない。人を幸福にしない宗教に何の意味があるのか。 それにしても、アリサのモデルがジッド夫人のマドレーヌであるならば、彼女はジッドと結婚して不幸になったわけで、それをジッドが自覚していたのかどうか分からないが、かなり皮肉な事態だ。あるいはジッドはマドレーヌの別人格を造形することによって、プラトニックラブのあり方を思考実験しようとしたのだろうか?2019/11/12

ころお

1
えぇ~( ; ゜Д゜)なんでそうなる( ; ゜Д゜) という感想(´Д`)笑 病みすぎてすれ違い続ける男女の物語。 愛の国フランスの物語なので男女の愛が人生の根幹を成しているなかで、神への愛が絡んだり、愛を崇高なものと捉えすぎてもうワケわからん病み方になってる笑 まぁ純文学っぽい。日本の純文学とはかなり角度が違ったクレイジーさやけど、人間思想を研ぎ澄ましていくと自分の内面に攻撃的になるという点では共通してるのでしょうか… 2018/08/02

遼旅

0
 アリサに関して:見る人の立場によって、彼女の生涯は幸福とも不幸とも取れるのかもしれない。いずれにせよ、彼女の信仰の対象は観念的なものでなければならないだろう。  ジェロームに関して:少なくとも彼を不幸とは思わない。信仰のためにアリサの心境を完全に読み取ることはできないが、端から見れば、アリサはジェロームのことだけを愛して生きたことになるのだから。一生自分のことだけを考えてくれる人なんているのだろうか。2011/12/30

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