出版社内容情報
本書は、子どもに豊な人生を送ってほしいと願う、全ての大人にぜひ読んでもらいたい、教育・子育ての手引きです。著者・守屋先生は、国立学園小学校教諭として25年以上にわたり算数専科教師として、子どもたちの「地アタマ」を高める取り組みを実践しています。豊に育まれた「地アタマ」は、子どもたちの「行きぬく力」となります。「行きぬく力」とは、ただ与えられた問題にだけ対応する力ではなく、自ら考え自ら学び自ら未来を切り開いていける、これからの社会に求められている真の実力です。守屋先生は、算数の問題の答えを子どもたちに教えてから授業をはじめることがあります。答えを求めるためにはどうすればいいのか、自ら考えるという実践となります。結果、台形の面積を求める公式をもとに、円の面積の公式を自ら導き出す子どもも、現れます。卒業生のほとんどが名門私立中学校に進学し、最終的には東大をはじめとする難関大学に進むという小学校の教育現場にいるからこそ言える、真の教育の基礎・基本、子どもの現実、親子の関係などに関する守屋先生の主張が、強い説得力とともに胸に響きます。
内容説明
子どもを偏差値エリートで終わらせないために本当の実力・生きぬく力について考える。
目次
第1章 本当にかしこい子とは?(いまの日本の教育が子どもをダメにしてしまう3つの例;本当の教育の基礎・基本とは ほか)
第2章 こんな子育てしていませんか?(勉強がいちばん大切だと思い込んでいませんか?;丸暗記を勉強だと思い込んでいませんか? ほか)
第3章 『豊かな地アタマ』の育て方(子どもの「どうして?」を大切にしましょう;「観る」ことで、知識はどんどん広がる ほか)
第4章 地アタマを育てる算数実践例(物事の仕組みをきちんと考える算数とは?;台形の面積の公式を使って、子どもの地アタマを豊かにする ほか)
終章 子どもたちのために大人がやらなければならないこと
著者等紹介
守屋義彦[モリヤヨシヒコ]
1953年東京都世田谷区生まれ。現在、私立国立学園小学校教諭、全国算数授業研究会理事、教科書『みんなと学ぶ小学校算数』(学校図書)著者
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