出版社内容情報
初版以来半世紀以上にわたって、高校生・受験生に「原の英標」の愛称で親しまれ、絶対の信頼を得ている名著の新装版。入試頻出の英文を収めて、懇切ていねいに解説した英文徹底征服書。新装版では本文の1色が2色に、練習問題の解答が別冊になり、使いやすくなりました。全体は、初期・中期・後期各10日間でマスタ-できる3部構成になっています。初期は文章の構造・分析・語法など、中期は文脈推理による解釈法を、剛毅では要約問題などの特殊形式の問題を収録。わずか1か月であらゆる形式の英文がマスタ-できます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
131
ただ最近の受験用という位置づけではなく、英語をじっくりと勉強されようという方にはいい本なのではないかと思われます。私が高校のころは最初のバージョンでこの本ではなかったのですが、高校生のレベルにしてはかなり高いと感じたものでした。解説が中原先生の手が入り最近の若い人にもわかりやすさがあるような気がします。そもそも原文がT.S.eliotやB.Russellという人物の文章なので歯ごたえがありすぎる気がします。2016/02/11
KAZOO
83
何度目かの再読でいつも昔を懐かしんでいます。最近の英語の入試関連の問題は話すことや聞く力あるいは長い比較的読みやすい長文を早く読むことに力が置かれているようですが、昔はここに収められているような文学作品や評論などの結構理解するのに大変な英文解釈問題が多かったように思います。ジョージ・オーウェル(動物農場)やサマセット・モーム(サミングアップや月と6ペンス)などの作品です。また再読しようと思っています。2024/01/20
月讀命
63
資格試験などで英語を受験する事はない。海外赴任するわけでもない。外国人と折衝する事もない。新婚旅行でオーストラリアに行ったが、その後20年海外旅行はしておらず今後行く予定もない。私の人生に英語は不要であるので、この本を読む必要は全く無い。けれども。全部で109項あるが、1日1項づつ読んでみた。7、8行の文章を辞書を片手に読んでみる。こんな昔の英語の勉強法をしても英語は上達しない。しゃべれる様にはなれない事は解っているが、普段使わない脳を活性化する為に読んでみるのも良い事ではないのか。今からボケ防止である。2014/08/05
豆ぽち
17
大学受験で挫折した問題集。20年振りにリベンジしました。わからないところも少しあったけど、結構読めた。自分を褒めたいと思う。2020/02/12
anchic
13
国連英検受験で英検準1級を持つ上司から勧められてやりました。880円でここまでの内容なら文句ないが、解説が少し不親切だと思いました。特に練習問題には解説がほとんどなく、解いていても力がついているのかどうかわからず、かなり苦痛でした。かつてそれなりに受験英語を勉強し、院生時代に英語文献を多読した自分でも1ヶ月どころか3ヶ月弱かかりました。これをやるなら倍の金額を出して伊藤和夫著『英文解釈教室』をやった方が力がつくと思います。2013/09/14