出版社内容情報
統制経済論から経済新体制論,そしてファナティックな国粋主義など,世界恐慌前後から太平洋戦争期までの日本において支配的であった経済思想は,いかなる世界的連関のもとで形成されたのか.ナチズムに代表されるドイツ経済思想との内的連関を解明するとともに,当時の社会科学者たちの時代認識と学問的自己認識との緊張関係を描き出す.
統制経済論から経済新体制論,そしてファナティックな国粋主義など,世界恐慌前後から太平洋戦争期までの日本において支配的であった経済思想は,いかなる世界的連関のもとで形成されたのか.ナチズムに代表されるドイツ経済思想との内的連関を解明するとともに,当時の社会科学者たちの時代認識と学問的自己認識との緊張関係を描き出す.