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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
またの名
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テレビ局がひたすら過去の映像バンクを死ぬ直前の走馬燈みたいに流し続ける光景を連想させる、聖書で描かれた終末の時間を議論。使徒パウロが説いた総括帰一は、時間を終わらせるための時間として過去のすべてを凝縮しまとめて過去も未来も現在もなくなる充溢した時間を準備するので、法的な例外状態に比べられる。法を停止する法として静かに道を歩くだけの通常なら合法的な行為が違法になり平時の違法が遵法に転じる緊急事態法におけるように、聖書の律法の内外の区別が停止するメシア的な瞬間。イメージに過ぎないとしても強烈な思想を読み解く。2020/04/23
great reset
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メシヤ的臨在の時は線的時間が救済される時だ。時間の終わりが分割され向かい合う。過去のあらゆる出来事と現在とが予型的に星座的配布において結びつけられ、過去の総体が愛において総括帰一される。死の前のパノラマ的映像に似た、永遠への準備。行為遂行的なものが、指示的関係を追放しつつ、自己言及的関係を置くように、救世主イエスという体験により、働かなくされた律法と共に「でないかのように」生きる。彼は、全てとなる者=神でも、この世=部分でもない残りの者だ。メシヤ信仰は消却されてきた。しかし近代の決定的概念全てがその影だ。2022/04/28




