出版社内容情報
植物への散水やトイレの洗浄など,雨水は誰でも利用できる身近な資源.自宅で簡単にできる雨水貯留の方法や道具について解説する.そして,中国・タスマニアなど世界各地での試みを紹介し,雨と親しむ暮しを提案する.
目次
1 雨を活かす体験(水一滴の大切さ;雨水を捨てるな宣言 ほか)
2 雨を活かす極意(集水の極意;ためる極意 ほか)
3 世界の知恵(雨水活用の光と影―中国の農村;生命を救うスカイウォーター―バングラデシュでの試み ほか)
4 雨と親しむ(雨を嫌う;雨を喜ぶ ほか)
5 雨を活かす社会へ(なぜ必要なのか、雨の貯留と浸透;雨を活かすことが当たり前の社会へ)
著者等紹介
辰濃和男[タツノカズオ]
1930年東京生まれ。53年東京商科大学(一橋大学)卒業、朝日新聞入社。ニューヨーク特派員、論説委員を歴任。75‐88年まで「天声人語」担当。現在は日本エッセイスト・クラブ専務理事、雨水市民の会会長
村瀬誠[ムラセマコト]
1949年大阪生まれ。現在、国際雨水資源化学会副会長、雨水市民の会事務局長、墨田区環境保全課勤務。雨水利用の実践的研究で薬学博士。2002年「革命的雨水プロジェクト」でロレックス賞準入賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。