出版社内容情報
小さな鉢の中で生きる1本の樹で大自然の雄大さを表現する盆栽.誰でも気軽に長く楽しむための基本知識をまとめました.盆栽の歴史や決まり事はもちろん,椿と苔玉の仕立て方も紹介します.詳しく便利な植物図鑑と用語集付き.
内容説明
誰でも気軽に長く楽しむための基本知識がこの一冊に。盆栽に使う主な樹種、仕立てるときの代表的な樹形を知ろう。中国起源の盆栽は日本に伝わってどう展開した?椿と苔玉の仕立て方をプロセス写真で紹介。盆栽に使われる植物一二二種がミニ図鑑に。独特の用語も五〇音順でていねいに解説。
目次
1 盆栽の楽しみ、園芸の喜び
2 盆栽ってどんなもの?
3 盆栽 来し方行く末
4 盆栽をつくってみよう!
5 盆栽植物ミニ図鑑
6 盆栽用語集
著者等紹介
葛西愛[カサイアイ]
園芸ライター。1966年長崎生まれ。園芸専門出版社などを経て、現在は園芸をはじめとする植物関連全般についてフリーで執筆を続ける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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めっちー
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盆栽の用語集や植物図鑑も含めた本。盆栽と一口に言っても松柏、雑木、花もの等種類があり、楓や桜、金柑、柿等も盆栽植物であるのが意外である。イヌツゲ、ギョウリュウ、コガネシダ等見た事のある植物も盆栽だった。平安から鎌倉時代辺りに中国から渡来する。ガーデニングは自然にそのまま育てるのを良しとせず、いざという時は必要ない株や枝を捨てるのは知らなかった。盆栽は花や実の数を極力減らして、一本の幹や枝の存在感を強調する、そぎ落としの美学で、土の上に石を這わせたり、枝垂れさせたり等もする。家光が遺した盆栽のあるのが凄い。2022/01/18