出版社内容情報
「人の命を助けること」、これに尽きます――。日本外交史研究者として出発しながら、国連にかかわる仕事を続け、民族紛争が激化した冷戦後には国連難民高等弁務官をつとめた日本を代表する国際派知識人、緒方貞子(一九二七―二〇一九)。自らの人生とともに、日本を、そして世界を語りつくした回顧録の決定版。(解説=中満泉)
内容説明
「人の命を助けること」、これに尽きます―。日本外交史研究者として出発しながら、国連にかかわる仕事を続け、冷戦後には国連難民高等弁務官として難民支援を指揮した緒方貞子(一九二七‐二〇一九)。彼女を突き動かしたものは何であったのか。自らの人生とともに、日本を、そして世界を語りつくした回顧録の決定版。
目次
第1章 子どもの頃
第2章 学生時代
第3章 満州事変研究
第4章 研究と教育
第5章 国連にかかわる仕事
第6章 国連難民高等弁務官として(上)
第7章 国連難民高等弁務官として(下)
第8章 人間の安全保障
第9章 日本の開発援助を主導して
終章 日本のこれからのために
著者等紹介
緒方貞子[オガタサダコ]
1927年9月16日、東京生まれ。聖心女子大学卒。カリフォルニア大学バークレー校で政治学博士。外交史・国際政治学。74年に国際基督教大学准教授、80年に上智大学教授。76年に国連公使となり、78年に特命全権公使、ユニセフ執行理事会議長、国連人権委員会日本政府代表などを務める。91年より2000年まで第8代国連難民高等弁務官として難民支援を指揮。01年より「人間の安全保障委員会」共同議長、アフガニスタン支援総理特別代表などを歴任。03年より12年まで独立行政法人国際協力機構(JICA)理事長。2019年10月22日、逝去
野林健[ノバヤシタケシ]
1945年生まれ。一橋大学教授、東洋学園大学教授を経て、一橋大学名誉教授。国際政治経済学
納家政嗣[ナヤマサツグ]
1946年生まれ。一橋大学教授、上智大学教授を経て、一橋大学名誉教授。国際政治・安全保障論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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