内容説明
文部省派遣留学生として一九七五年から二年間、インドネシアに過ごした滞在記。研究室を飛び出した若き学徒が全身で見て、聞いて、感じた、激変していく直前の“伝説の島国”の暮らしぶりとは。西ジャワ地方の市井の人々の息遣い、街なかの音、匂い、空気などが濃厚に伝わってくる希有な現地調査と観察記録。その後、名著『エビと日本人』等を著し、日本‐東南アジア関係研究の新しい地平を確立した著者の初々しいデビュー作。
目次
スンダ生活誌(異文化の衝突;スンダで生活する;伝説とモノの世界;多様性の発見;“甘え”と“おもねり”の構造)
パシコムおじさんの見たスハルト開発独裁
著者等紹介
村井吉敬[ムライヨシノリ]
1943‐2013年。千葉県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。上智大学名誉教授。専門は、社会経済学、インドネシア研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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