岩波現代文庫<br> 創造都市への挑戦―産業と文化の息づく街へ

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岩波現代文庫
創造都市への挑戦―産業と文化の息づく街へ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 308p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006032425
  • NDC分類 332.9
  • Cコード C0133

内容説明

今や巨大開発で都市再生を夢見ることはできない。芸術文化が輝き、職人企業が健在で自治が開花するヒューマンスケールの街づくりこそ、内外で関心が高まる創造都市への道である。都市の歴史と個性を活かし、文化を支柱にすることで、都市をいかに再興していくのか。ボローニャ、バルセロナ、金沢、横浜など内外の諸都市の最新の挑戦を紹介し考察する。この十年、世界と日本で確かな広がりを示す創造都市。本書は街づくりに関わる人の必携の書。日本再生へのヒントが示されている。

目次

第1章 「都市の世紀」の幕開け(浮沈をくり返す二つの「世界都市」;「創造都市」の登場とその系譜)
第2章 創造都市・ボローニャへの招待(職人と大学とポルティコの街・ボローニャ;ボローニャの「職人企業」と柔軟な専門特化;ボローニャの文化政策と文化協同組合;ボローニャの福祉行政と社会的協同組合;分権化と広域的環境管理―ボローニャの創造的行財政システム)
第3章 内発的創造都市をめざす金沢(職人と老舗が支える金沢の街並み;歴史都市・金沢の「ものづくり」の伝統;内発的発展がもたらした金沢経済の特徴;文化的生産の都市へ;保存から創造へ―金沢の文化行政の展開;内発的創造都市・金沢の担い手たち)
第4章 創造都市への多様なアプローチ(「創造都市戦略」で重工業都市からの再生をはかる;環境保護から環境文化創造都市へ;地方工業都市の再生戦略;歴史都市の空家町家からはじまる「創造都市」への胎動)
第5章 「創造の場」から創造都市の連携に向けて(世界都市・東京の足元から「創造の場」をつくりだす;地方圏の産地や農村にも「創造の場」を広げる;多様で個性的な、産業と文化の「創造の場」をどうつくるか;連携に向かう内外の創造都市)

著者等紹介

佐々木雅幸[ササキマサユキ]
1949年生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。専攻=文化経済学・都市経済学。経済学博士。金沢大学経済学部教授、ボローニャ大学客員研究員、立命館大学政策科学部教授を経て、大阪市立大学大学院創造都市研究科教授。同大学都市研究プラザ所長。文化経済学会“日本”前会長。国際学術誌City,Culture of Society(Elsevierから刊行)の編集長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Yukinori

5
ジェイコブスの、都市単位での発展とそのためのインプロビゼーションの重要性という考え方を引き継いで、芸術・デザインと文化・伝統、科学技術が共同した創造都市へのアプローチを、多くの事例を取り上げつつ紹介している。事例から思うことは、各専門分野における意欲的な取り組みが結果として、都市の活性化につながっているということ。産業・文化におけるプレイヤーと行政よるサポートの両面での人材がそろうというのは意外に難しいかもしれない。2015/04/30

kojisec.

2
イタリアのボローニャ市や国内の金沢や浜松、京都等の産業再生の例を挙げ、巨大都市に組み込まれる形での経済発展とはベクトルの異なる内発的発展に基づく想像都市の構築を唱える。なるほど確かに金沢は江戸時代に「加賀百万石」を誇った職人の街だし、浜松もピアノ工場に恵まれ、京都は言うまでも無く「古都」であり、想像都市を目指すだけの背景はある。逆に言うと、そういう背景に乏しい都市(大都市辺縁部等)は、どうするんだろ?という疑問も抱いた。結局安易なB級グルメブームに乗っかるというのが選択肢のひとつなんだろうな。2012/05/27

まこっつ

1
ボローニャ、バーミンガム、金沢、京都、浜松などの例から、誰もが創造的に生き、仕事ができる地域」にするために、創造の場作り、マネジメント、社会的包摂の達成へ向けた様々な事例が紹介されている。自分の住んでいるまちは「創造都市」なのか?第五章と文庫版のあとがきに書かれている論考をさらに発展させた続編を強く望む。2013/05/15

rincororin09

0
よろしくはありませんが、かっ飛ばし読みしました。もう一度、じっくり読み返す必要はある・・・。2015/08/31

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