岩波現代文庫<br> 人間を信じる

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岩波現代文庫
人間を信じる

  • 吉野 源三郎【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 岩波書店(2011/05発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006032234
  • NDC分類 304
  • Cコード C0136

出版社内容情報

人間への信頼には危険が伴う.しかしこの賭けなしには人間の世界は死人のように冷えてゆくほかはない――.若い人に向けて語った人間論・人生論,八・一五を原点とした戦後民主主義論,そして平和への熱い思い,岩波書店編集者としての回想等,『君たちはどう生きるか』で知

内容説明

人間への信頼には危険が伴う。しかしこの賭けなしには人間の世界は死人のように冷えてゆくほかはない―。若い人に向けて語った人間論・人生論、八・一五を原点とした戦後民主主義論、そして平和への熱い思い、岩波書店編集者としての回想等、『君たちはどう生きるか』で知られる著者が遺した、今こそ味読したい諸論考を初めて文庫に集成。

目次

1 人間への信頼(ヒューマニズムについて―人間への信頼;理想と現実―若い労働者のために;思想のリアリティと同時代)
2 観念的ラディカリズムを排す(自らの運命を自らの責任において―八・一五記念国民集会に臨んで;八・一五と戦後民主主義について;山本君に言いたかったこと―機動隊による東大の封鎖解除の直後に;思い出すこと―ラディカリズムの根について;一粒の麦―ヴェトナム再論)
3 編集者としての回想(亡びない記憶;『世界』と志賀さん;赤版時代―編集者の思い出;戦後の三十年と『世界』の三十年―平和の問題を中心に)

著者等紹介

吉野源三郎[ヨシノゲンザブロウ]
1899年東京生まれ。東京帝国大学文学部哲学科卒。1935年新潮社「日本少国民文庫」編集主任、37年岩波書店入店、45年雑誌『世界』初代編集長(~65年)、50年常務取締役、65年編集顧問。81年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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あきあかね

23
 人間を愛し、人間を尊重するヒューマニズムの精神を重視した吉野源三郎のこの文章は、大人に向けた『君たちはどう生きるか』とも言えるかもしれない。 ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』では、人間性についての「思考実験」であるかのように露土戦争における残虐な行為が描かれる。それは後年、アウシュヴィッツでより凄惨な形で現実のものとなり、著者の生きていた当時のヴェトナムでも同じことが起こっていた。 善と悪の両方を為す可能性を持つ複雑で両義的な人間という存在。善を為すか悪を為すかは自由な選択であり、その選択が⇒2019/11/04

amanon

15
左翼リベラル的な言説が一方的に嫌われる傾向にある昨今にあって、本書はどのように読まれるのだろう…と思わされた。また、かつては戦争が絶対悪であり、平和憲法は絶対善的な風潮が根強かった時代があったということに、何とも言えない感慨を覚える。改憲が声高に語られるというのは、まさに戦争を知らない世代が多勢を占めるようになったということだろう。また、『世界』というかなりレベルの高い雑誌が、少なからず世論に影響を与えていたという事実も隔世の感を覚える。そして左右の立場を超えて意見を交わすという空気が非常貴重に思えた。2020/09/14

フジコ

11
岩波さんや志賀直哉さんとの思い出深いエピソードが心にじんときました。吉野さんが思索されてこられた事を本に残してもらえたことが有難く(難しくて消化しきれない箇所もありましたが)一生懸命読みました。吉野さんの史観や哲学、政治への思いなど、知れば知るほどあまりに奥深いもので、代表作『君たちは〜』からファンになった私は、吉野さんのほんの一部の思想しか知らなかった事にまざまざと気づくことになり圧倒されました。岩波の草創期からの編集者としての闘いも本当にかっこいい。人生を正義に生き抜く。偉大な方ですね。2013/12/13

ルル

10
君たちはどう生きるか、の流れで読了^^ やはり哲学書です❗️2018/04/25

Sunlight

3
「世界」の編集をされてたというのは知らなかった。編集者として、そして思想家として政治と大衆の間でラディカルになりすぎず、非常に複雑な当時の世界情勢を分析しながら、どこまでも人類の平和とはどうあるべきかを探求する姿勢に感銘を覚えた。真のリベラルとは?の答えの一部がここにあるのではと思う。2025/05/03

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