出版社内容情報
人間への信頼には危険が伴う.しかしこの賭けなしには人間の世界は死人のように冷えてゆくほかはない――.若い人に向けて語った人間論・人生論,八・一五を原点とした戦後民主主義論,そして平和への熱い思い,岩波書店編集者としての回想等,『君たちはどう生きるか』で知
内容説明
人間への信頼には危険が伴う。しかしこの賭けなしには人間の世界は死人のように冷えてゆくほかはない―。若い人に向けて語った人間論・人生論、八・一五を原点とした戦後民主主義論、そして平和への熱い思い、岩波書店編集者としての回想等、『君たちはどう生きるか』で知られる著者が遺した、今こそ味読したい諸論考を初めて文庫に集成。
目次
1 人間への信頼(ヒューマニズムについて―人間への信頼;理想と現実―若い労働者のために;思想のリアリティと同時代)
2 観念的ラディカリズムを排す(自らの運命を自らの責任において―八・一五記念国民集会に臨んで;八・一五と戦後民主主義について;山本君に言いたかったこと―機動隊による東大の封鎖解除の直後に;思い出すこと―ラディカリズムの根について;一粒の麦―ヴェトナム再論)
3 編集者としての回想(亡びない記憶;『世界』と志賀さん;赤版時代―編集者の思い出;戦後の三十年と『世界』の三十年―平和の問題を中心に)
著者等紹介
吉野源三郎[ヨシノゲンザブロウ]
1899年東京生まれ。東京帝国大学文学部哲学科卒。1935年新潮社「日本少国民文庫」編集主任、37年岩波書店入店、45年雑誌『世界』初代編集長(~65年)、50年常務取締役、65年編集顧問。81年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あきあかね
amanon
フジコ
ルル
Sunlight