岩波現代文庫<br> 死別の悲しみを超えて

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岩波現代文庫
死別の悲しみを超えて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 212p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006030131
  • NDC分類 141.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

我が子や配偶者など最愛の人に先立たれたとき,人は「死」の現実をどのように受けいれ,遺された「生」を生きるのか.遺族の証言をもとに生きる力を回復する過程を考察する.

内容説明

我が子や配偶者など最愛の人に先立たれたとき、人はその「死」の現実をどのように受け入れ、遺された自らの「生」を生きるのか。子どもを亡くした親の会「ちいさな風の会」の世話人である著者が、悲しみを背負って生きる大勢の遺族の証言をもとに、心が徐々に癒され生きる力を回復していく過程を考察し、生きる意味を探る。

目次

1 ひとつの死
2 不在のもつ意味
3 遺族の会
4 悲しみの変容
5 見えない悲しみ
6 家族のなかの死
7 疎外される悲しみ
8 分かちあうこと
9 共に生きる―社会的広がりのなかで

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かなもー

3
子どもを亡くした親の話が多いので、そういう立場に居る人に向けているのだろう。その人達が何を思い、感じているのかを隠さず描かれているので、その人達の周りにいる私達がどう接すればいいか考えさせてくれる。前半は、様々な死別の体験談がとにかくつらつらと続く。他の人の底なしの悲しみと、自分の中の死別の悲しみを当てはめて、喪の作業をする感覚だった。辛くて涙が止まらなかった。後半特に7章からは「内なる悲しみは、他者へのやさしさへと変わっていく」と、悲しみと絶望の中できっと変われる、と優しく作者が諭してくれています。2015/01/27

河童

1
グリーフケアの研修で勧められて。

fumi**

1
若林さんの本は、この11年間の中で何度読んだか分からない。何年経とうと、負の感情も全て持って然りだと認めてくれる。ちいさな風の会のような自助グループに救いを求める勇気もなく、ただがむしゃらに生きることでしか保てなかった、こんなちっぽけな命にさえ、優しく腕を広げてくれる。今でも、ほんの小さなきっかけで風穴を開け爆発してしまいそうな危うさを持ちながら渡っている私に「あぁ、私だけじゃないんだ」と安心感をもたらしてくれる。若林さんの本と出会ってなかったら、私はきっと自分を受け入れられなかっただろう。2012/08/05

白としろ

0
「最愛の人を失って、生きることが死ぬことよりもいかにつらいことかを知りました。幸せというものが、どんなに身近にあったかも、改めて悟りました」「友人や知人からは、「どう、少しは元気になった?」「いつまでも悲しんでいてはだめよ」と声をかけられ、慰めてくださっているとはわかっていても、その言葉はとても冷たい」「日本の社会ではふつう、初七日が終わると社会生活が再開される。しかし実際には、仕事や身の回りのことに目がいくには、丸二年がたったこの頃であるという。自分の内なる“止まってしまった時間”との葛藤に苦しむ」2016/11/10

tecchan

0
我が子、両親、兄弟姉妹、かけがえのない大切な人を亡くした時、私達は、その悲しみをどのように乗り越えていけば良いのか。著者の取材を契機として生まれた子どもを失った親の会に集う様々な人の体験を通して、死と悲しみ、生きることの意味を考える。涙しながら感読。2015/12/17

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