岩波現代文庫<br> 笑いの力

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岩波現代文庫
笑いの力

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  • サイズ 文庫判/ページ数 144p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006023829
  • NDC分類 141.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

狂言、川柳、落語など笑いの伝統は数多くあるのに、なぜ現代の日本人は笑いの力を忘れてしまったのか。不況下でますます「笑い」が失われつつあるなか、稀代の心理学者、解剖学者、作家がそれぞれの専門分野から「笑い」の効用について真剣かつユーモアたっぷりに論じた講演とシンポジウムの記録。養老孟司氏の新稿を付す。


【目次】

児童文化のなかの笑い……………河合隼雄

脳と笑い……………養老孟司

文学と笑い……………筒井康隆

シンポジウム
笑いの力……………河合隼雄/筒井康隆/三林京子/養老孟司/司会 工藤左千夫

 あとがき……………河合隼雄
 現代文庫版あとがき……………養老孟司

内容説明

狂言、川柳、落語など笑いの伝統は数多くあるのに、なぜ現代の日本人は笑いの力を忘れてしまったのか。稀代の心理学者、解剖学者、作家が、それぞれの専門分野から「笑い」の効用について真剣かつユーモアたっぷりに論じた講演と女優・落語家の三林京子氏も加わったシンポジウムの記録。養老孟司氏の新稿を付加。

目次

児童文化のなかの笑い(河合隼雄)
脳と笑い(養老孟司)
文学と笑い(筒井康隆)
シンポジウム 笑いの力(河合隼雄 筒井康隆 三林京子 養老孟司 司会・工藤左千夫)

著者等紹介

河合隼雄[カワイハヤオ]
1928‐2007年。兵庫県生まれ。臨床心理学者。京都大学教授、国際日本文化研究センター所長、文化庁長官などを歴任

養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年神奈川県生まれ。解剖学者。医学博士。東京大学名誉教授

筒井康隆[ツツイヤスタカ]
1934年大阪市生まれ。作家。『虚人たち』(泉鏡花文学賞)、『夢の木坂分岐点』(谷崎潤一郎賞)、『朝のガスパール』(日本SF大賞)、『わたしのグランパ』(読売文学賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ムーミン2号

11
河合隼雄、養老孟司、筒井康隆というお三人がそれぞれ「児童文化のなかの笑い」「脳と笑い」「文学と笑い」というテーマで講演をされたその記録。加えてその講演を受けて「笑いの力」というシンポジウム(俳優の三橋京子を加える)が収められている。「笑い」とは何か?なんて定義はない、というのが四人のシンポジウムでの結論なのだが、それぞれの語る「笑い」についてのお話、シンポジウムでのいろんな例など面白い。「笑い」についてのまじめな講演だからそこに「笑い」はないよと笑わせて河合さんから始まる本書に、最後までニヤニヤしていた。2026/08/30

vivahorn

6
様々な事象と笑いとの関連性について次々と話が展開していく。各人が自分の専門または広い知識を基に、極めて真面目に持論を披露していく。シンポジウムでは各所で観客が笑う(笑)を入れているが、これは発言者の言い回しの面白さに反応しているだけ。 お目当ての筒井康隆の講演内容については、既知内容が多かった。笑いに否定的な評論家に対する批判も含まれており、かなり根深い面も露呈し、棺桶に入る寸前まで呪い続けることだろう。この言い回しはきっと気に入ってくれることだろう。2026/08/24

げんなり

3
今からもう20年以上前に刊行されたものの文庫化。ご三方については当時の雰囲気のままの語り口なので、そういう意味で逆に懐かしい感じがした。 語られている内容については、その切り口など流石に興味深いところも多く、なによりも皆さんのユーモアが力強くて楽しい。 笑いに力があるのか、それでどうすれば良いのか、なんで答えは出ないのだけど、笑ってた方がいいし、笑って暮らしたいものだ。 あ、あと、犬は笑います。2026/04/19

綾瀬恵理@稚読者

1
笑いというのは基本相手を「おちょくる」ことにある。その権威があればあるほどおちょくりがいがあるというところだろう。そういう面では、一神教の方がギャグには向いているのである。 ところでキリスト教的不変については、近年、「自分らしさ」を小学校低学年や幼稚園児にすら求めるのはこういった思想あたりが由来だろうと思われる。まったくばからしい。2026/05/26

izumone

0
①同じ天安門事件を経験しても,それぞれ自分の見聞きしたことしか言えない。全員の体験をすべて知っている存在として唯一神が考え出された(p.34)。②ビアスはユーモアよりもサタイア(風刺,皮肉)を上位に置いている(p.56)。③「『どうしたらいいのか』,本当に戦後よく出る問いの立て方ですよね。頭の中で暮らしている人は『ああしろ,こうなる』で生きる。『ああすればこうなる』で生きるんだったら,『こうなる』が行き着く自分の告別式の日時が分かっているのか,と言いたいんですけど(p.107)。2026/10/05

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