岩波現代文庫<br> 原点 THE ORIGIN―戦争を描く、人間を描く

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岩波現代文庫
原点 THE ORIGIN―戦争を描く、人間を描く

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  • サイズ 文庫判/ページ数 442p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006023737
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「人間はわかりあえない。でも、すべてはそこからはじまる」──言わずと知れた『機動戦士ガンダム』の生みの親、安彦良和。全共闘運動への傾倒、退学処分を経ながら、あくまでもサブカルチャーの世界をくぐり抜けてきた“描く人”の原点が、ここにある。北の地では半世紀ぶりの邂逅となった、精神家医・蟻塚亮二氏との対談を付す。


【目次】

 はじめに(安彦良和)
 本書の成り立ちについて――さらに詳しいご説明(斉藤光政)

Ⅰ 冷戦の落とし子ガンダム
 ある学習塾の風景――『虹色のトロツキー』
 ガンダム作家の“ルーツ”は津軽
 人間くさい主人公たち――『アリオン』
 冷戦が生んだ終末観
 ガンダムのテーマとは
 ユーゴ内戦にショック
 物語作家としての覚悟――『ヴイナス戦記』
 なぜ日本はまちがえたのか――『王道の狗』
 寄せる波、返す波
 日中間に突き刺さる深いトゲ

 安彦良和 私の原点1
  『ガンダム』と「戦争」・「日本」

Ⅱ 北辺の地の少年
 独学から生まれた天才的タッチ
 マンガ家へのあこがれ
 “おもしろさ”へのこだわり
 歴史教育のウソっぽさ
 ベトナム戦争への疑問
 マンガ家を断念し南へ

 安彦良和 私の原点2
  オホーツクの地から――父のこと・生い立ちのこと

Ⅲ 弘前大学での“闘い”
 党派への違和感
 「ベトナムさん」との出会い
 弘前大学全共闘の誕生
 暴力学生とよばれて
 一方的なアジ演説に反発

 安彦良和 私の原点3
  弘前大学で、あのころ

Ⅳ 怒れる若者たち、その後
 「わかりあえない」が出発点
 東大安田講堂事件で仲間逮捕
 いつも雨が降っていた
 若者とマンガブーム
 弘前大学本部占拠事件
 そして逮捕
 長き沈黙の正体
 「山に入る」ことの意味

 安彦良和 私の原点4
  すべての終り。そこからの「始まり」

Ⅴ サブカルチャーの波
 アニメーションの世界へ
 マッチラベル描きがルーツ
 『宇宙戦艦ヤマト』への挑戦
 宮﨑駿という壁
 青森から照射する日本――『ナムジ』『神武』
 日本動漫文化
 オタクの功罪

 安彦良和 私の原点5
  サブカルで、生きる

Ⅵ 世界をリアルに見る
 アイランちゃんの衝撃
 小林よしのりとの対談
 国なき民の悲劇――『クルドの星』
 イスラム国と戦う少年兵
 植民地支配を問う――『天の血脈』
 東アジア和解への道
 アジアの盟主をめぐる争い
 歴史を知らない若者たち
 リアルを見つめているか

 安彦良和 私の原点6
  ふたたび、「社会」を見つめて

 あとがき(安彦良和)

 文庫版特別付録
  その1 原点の原点
  その2 五九年後、原点の地で――蟻塚亮二との対話

 岩波現代文庫版あとがき(斉藤光政)
 岩波現代文庫版によせて(安彦良和)
 安彦良和 作品リスト

内容説明

「人間はわかりあえない。でも、すべてはそこからはじまる」―言わずと知れた『機動戦士ガンダム』の生みの親、安彦良和。あくまでもサブカルチャーの世界をくぐり抜けてきたと自負する“描く人”の原点は、弘前大学での全共闘時代にあった。やがては退学処分に至るその原点の物語を、『東奥日報』の名物記者・斉藤光政と安彦良和本人が、互いにひもとき、紡いで、編み直す。北の地では半世紀ぶりの邂逅となった、精神科医・蟻塚亮二氏との対談を新たに付す。

目次

1 冷戦の落とし子ガンダム
2 北辺の地の少年
3 弘前大学での“闘い”
4 怒れる若者たち、その後
5 サブカルチャーの波
6 世界をリアルに見る
文庫版特別付録

著者等紹介

安彦良和[ヤスヒコヨシカズ]
1947年北海道生まれ。弘前大学入学、学生運動の結果、退学処分に。上京後、虫プロを経て、フリーのアニメーターとして「機動戦士ガンダム」「巨神ゴーグ」などを生み出し、のち漫画家に転身

斉藤光政[サイトウミツマサ]
1959年岩手県生まれ、青森県育ち。『東奥日報』記者として、軍事・防衛及び歴史分野の大型記事を多数執筆。2025年7月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Bo-he-mian

12
安彦さんが大学生の時に学生運動に身を投じ「挫折」したという事は、色んな本の中で言葉少なげに語っているので知っていたが、実は弘前大学で全共闘のリーダー的な存在だった事を初めて知った。本書は、漫画家やアニメ制作者としての顔よりも、その学生時代の安彦さんの活動にスポットライトを当てた異色の内容で、「東奥日報」の記者である斉藤光政氏が取材を元に書いたパートと、安彦さん自身が学生時代を語るパートが交互に展開する。しかし山本直樹の『Red』第1巻の中に、安彦良和をモデルにした人物が出てくるなんて知らなかった(笑)。2025/10/06

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