岩波現代文庫<br> 物語の作り方―ガルシア=マルケスのシナリオ教室

個数:
電子版価格
¥2,079
  • 電子版あり

岩波現代文庫
物語の作り方―ガルシア=マルケスのシナリオ教室

  • ウェブストアに9冊在庫がございます。(2025年06月12日 22時05分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 630p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006023676
  • NDC分類 901.27
  • Cコード C0198

出版社内容情報

おもしろい物語はどのようにして作るのか? いったい何がきっかけで物語は成長し、新たに生まれ変わるのか? ガルシア=マルケスとプロのシナリオライターの仲間たちがキューバに集結。視聴者に訴えかけるストーリーづくりの秘法を語り合う。稀代のストーリーテラー、ガルシア=マルケスによる、実践的〈物語の作り方〉道場!

内容説明

おもしろい物語はどのようにして作るのか?いったい何がきっかけで物語は成長し、新たに生まれ変わるのか?ガルシア=マルケスとプロのシナリオライターの仲間たちがキューバに集結。視聴者に訴えかけるストーリーづくりの秘法を語り合う。稀代のストーリーテラー、ガルシア=マルケスによる、実践的“物語の作り方”道場!

目次

お話をどう語るか(デュエット、トリオ、仮装舞踏会の仮面;選択肢はいくらでもある;限界を追い求めて;狂気に駆られて;展開のない物語 ほか)
語るという幸せなマニア(最初はみんなそうだ;嫌悪すべき男の信じがたくも真実の話;長編恋愛ドラマの戦略;『身代わり』;『ソファ』 ほか)

著者等紹介

木村榮一[キムラエイイチ]
1943年生まれ。スペイン・ラテンアメリカ文学者。神戸市外国語大学名誉教授

ガルシア=マルケス,G.[ガルシアマルケス,G.] [Garc´ia M´arquez,Gabriel]
1927‐2014。現実と幻想を混淆させて壮大かつ豊饒な物語世界をつくる、「魔術的リアリズム」を代表する作家。1982年、ノーベル文学賞受賞。同年、カンヌ映画祭に審査員として参加するなど、オーディオヴィジュアルな表現形式にも大きな関心を寄せ、映画監督になるべくローマの映画実験センターに学んだこともある。多数の作品が映画化されており、原作者としてではなく脚本家として関わった映画・TVドラマも数え切れない(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobi

42
ガボ(ガルシア・マルケス)のシナリオ教室は、彼の程良いリードもあって、参加した脚本家達は、ラテン音楽の掛け合いのように賑々しく意見をぶつけ合い各人が持ち寄ったストーリーは「がらっと変化し、形を取り、一定の方向に向かって動き出」す。ちょっと作り話過ぎるのではと感じるのもあったし、熱く交錯する議論を文字で追っていくのはしんどくもあった。でもガボの指摘は、辻褄合ってる?30分に入る?動機は?等意外にプラクティカル。「ガレー船の徒刑囚のように休むことなく仕事」してきた彼の指摘は時に手厳しくでも全体としては温かい。2025/05/08

Go Extreme

3
探求メカニズム ストーリー分析 叙述的表現 雰囲気描写 沈黙は雄弁 叙述的 現実 夢 空想 境界曖昧 アナグノリシス 正体判明 母衣装 性的目覚め ロルカ的 古屋敷 狂女 カーニバル 繰り返す攻防か 銀行強盗 初犯 パニック 死神遭遇 幻影 現実 脱フラッシュバック 情報伝達 バイオリニスト悲劇 ケース爆発 夢追う老人 ベニー・モレーへ 感極まり泣く ハッピーエンド? オイディプス村長 自己矛盾 文学才能 技術脚本 オリジナルアイデア欠如 問題提起 一貫構成 編集下手 映画台無し 他者意見 考える勇気2025/04/24

biwacovic

1
ガルシア=マルケスがキューバで開催したシナリオ教室、というかワークショップ。アイデアやイメージから、設定やストーリーを討議するパターンもあれば、その逆も。あくまで映像の脚本作りなので、時折ガボ(Gマルケス)が、小説はこうだが映像作品は違う、と語る場面が印象的。「私は抽象化が苦手だから物語を作るんだ」というのも面白い。百年の孤独の映画化を拒否している話も出てくる。ムヴィオラでフィルムの編集を(純粋に技術的に)学んだ話など、饒舌なガボが終始楽しい。2025/05/02

綾瀬恵理@稚読者

0
「わたしがなぜ『百年の孤独』の映画化を許さないか知っているかい?読者の創造力、つまりウルスラ叔母た大佐の顔を自分の好きなように想像するという何よりも大切な権利を奪い取りたくないからなんだ。」(413頁)。師よ、あなたの子孫によってネットドラマで映像化されてしまった、人々が孤独であるまいと共通意識を得ようとしているこの時代にあなたはどう語るだろうか。2025/06/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22518950
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品