岩波現代文庫<br> 声の力―歌・語り・子ども

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岩波現代文庫
声の力―歌・語り・子ども

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  • サイズ 文庫判/ページ数 196p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006023126
  • NDC分類 767.7
  • Cコード C0195

出版社内容情報

童謡,詩や絵本の読み聞かせなど,人間の肉声の持つ力とは? 第一人者たちが「声」の魅力と可能性を語る.

内容説明

童謡やわらべうた、詩や絵本の読み聞かせなど、声を通した人間のコミュニケーションの持つ力とは?臨床心理学者の河合隼雄、童謡作家の阪田寛夫、詩人の谷川俊太郎、声楽家の池田直語など、声の魅力を語るのにもっともふさわしい第一人者が縦横無尽に論じた講演や座談会、エッセイなどを収録。ネット中心のコミュニケーションに傾きがちな現代における人間の肉声の持つ可能性を再考する。現代文庫版では、谷川俊太郎氏の声に関する二論考を新たに収録。

目次

子ども時代の「声と語り」(河合隼雄)
「童謡の謎、わらべうたの秘密」要旨(阪田寛夫)
声の力(谷川俊太郎)
人を優しくする子どもの歌(池田直樹)
講演 人と人とを結ぶ声と語り(河合隼雄)
童謡の謎、わらべうたの秘密(阪田寛夫)
子どもたちと、私と、歌(池田直樹)
討議 私のなかの歌(河合隼雄・阪田寛夫・谷川俊太郎・池田直樹)
語り 声の現場(谷川俊太郎)

著者等紹介

河合隼雄[カワイハヤオ]
1928‐2007年。臨床心理学者。京都大学理学部卒業。日本初のユング派分析家資格を取得。京都大学教授、文化庁長官などを歴任

阪田寛夫[サカタヒロオ]
1925‐2005年。詩人、作家。朝日放送ディレクターとして多くの童謡(代表作「サッちゃん」)を手がける。『土の器』で芥川賞受賞

谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年生まれ。詩人。代表作『二十億光年の孤独』ほか、著書多数

池田直樹[イケダナオキ]
1950年生まれ。声楽家。東京芸術大学大学院修了。オペラ歌手、二期会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

65
人は胎児の頃から臨死状態迄声が聞こえているという。産まれて父母の胸では落ち着くが看護士では落ち着かず泣く。それは声や音から出る家族というリズムが既にあるから。己の内なる声も子供時代に基礎を為すもの。一対一の会話に対しメールの文書というのは一種の甘えを含んでいる。このように実に様々な声の力を論じた4氏のシンポジウムを元に構成された一冊。上記の他、音楽について論じた箇所は興味深かった。2020/01/26

フム

20
2001年小樽市で開催された、絵本・児童文学研究センター主宰のセミナー「児童文化の中の声と語り」の講演、討議をまとめたもの。河合隼雄、阪田寛夫、谷川俊太郎、池田直樹の四人による討議はこのテーマにうってつけの豪華人選。オペラ歌手の池田さんによる実演や谷川さんが自作の歌を歌ったりと、CDにまとめる案も出ていたくらいだから、こんな講演会があったら聴きに行きたいものだ。文字言語の歴史に比べると語りや歌、もっと広げると音というのは人間の体の奥底に記憶として染み込んだものなのかもしれない。2020/01/27

roughfractus02

9
文字の中には声があり声の中には感情がある。4ヶ月目の胎児は母親の声を聞くと詩人谷川俊太郎が言い、唱歌や童謡が雅楽以来千年以上の歴史があると作家阪田寛夫が語り、絵本を開くと童謡を歌う時のように人に優しくなるとオペラ歌手池田直樹が語る書物の文字にも、各々の感情のトーンがある。セラピスト河合隼雄は声を戦時中の家族団欒の記憶に繋げる。言葉は大人が考える伝達のツールではない。子どもは言葉が関係を作る力の度合いでできていると感じる。話し、語り、喋り、歌う声が響く家の中と号令が轟く家の外は力動的な場としての世界なのだ。2022/12/31

読書熊

5
河合隼雄さんの思考に触れたくて手に取ったけれど、谷川俊太郎さんのパートも面白い。声と語りは違い、発声される言葉と書かれる言葉も違う。2019/12/30

Echo

3
こちらは絵本・児童文学研究センター主催のシンポジウムで行われた講演、討議を基にまとめられた本です。講演者の方々は自分とは世代が結構違うので、昔話のところはふうんという感じでしたが、やはり声の力、特に生の声というのは特別だなと思いました。特に子供と声の関係は、子育てしている身としては、その力の強さを理解して使っていきたいなと思いました。共感した所は、子供に話を聞いてほしい時は、ヒソヒソ声で言う(^^) 大きい声を出せば出すほど知らんぷりってわかりすぎる!!あとは、普通は家庭の中で父や母との対話を通して対話の2020/02/25

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