出版社内容情報
童謡,詩や絵本の読み聞かせなど,人間の肉声の持つ力とは? 第一人者たちが「声」の魅力と可能性を語る.
内容説明
童謡やわらべうた、詩や絵本の読み聞かせなど、声を通した人間のコミュニケーションの持つ力とは?臨床心理学者の河合隼雄、童謡作家の阪田寛夫、詩人の谷川俊太郎、声楽家の池田直語など、声の魅力を語るのにもっともふさわしい第一人者が縦横無尽に論じた講演や座談会、エッセイなどを収録。ネット中心のコミュニケーションに傾きがちな現代における人間の肉声の持つ可能性を再考する。現代文庫版では、谷川俊太郎氏の声に関する二論考を新たに収録。
目次
子ども時代の「声と語り」(河合隼雄)
「童謡の謎、わらべうたの秘密」要旨(阪田寛夫)
声の力(谷川俊太郎)
人を優しくする子どもの歌(池田直樹)
講演 人と人とを結ぶ声と語り(河合隼雄)
童謡の謎、わらべうたの秘密(阪田寛夫)
子どもたちと、私と、歌(池田直樹)
討議 私のなかの歌(河合隼雄・阪田寛夫・谷川俊太郎・池田直樹)
語り 声の現場(谷川俊太郎)
著者等紹介
河合隼雄[カワイハヤオ]
1928‐2007年。臨床心理学者。京都大学理学部卒業。日本初のユング派分析家資格を取得。京都大学教授、文化庁長官などを歴任
阪田寛夫[サカタヒロオ]
1925‐2005年。詩人、作家。朝日放送ディレクターとして多くの童謡(代表作「サッちゃん」)を手がける。『土の器』で芥川賞受賞
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年生まれ。詩人。代表作『二十億光年の孤独』ほか、著書多数
池田直樹[イケダナオキ]
1950年生まれ。声楽家。東京芸術大学大学院修了。オペラ歌手、二期会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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