岩波現代文庫
昭和囲碁風雲録〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 332p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006022495
  • NDC分類 795
  • Cコード C0176

出版社内容情報

大正末期に近代的な革新をとげた囲碁界は,昭和に入ると才能と個性あふれる棋士たちの活躍で,燦然と輝く隆盛期を迎える.日本棋院の発足,院社対抗戦,新布石による革命,新聞紙上を賑わす数々の名対局.碁界きっての書き手である著者が,木谷実,呉清源,坂田栄男,藤沢秀行など昭和を彩る天才棋士たちの戦いぶりを活写.

内容説明

打込み十番勝負で呉清源が全棋士を負かして第一人者となった後、続々と新棋戦が誕生し、新聞紙上を賑わす。高川秀格、坂田栄男の活躍、新星林海峰、さらに木谷実門下の若い棋士たちの台頭…。全棋士、政財界、マスコミわ巻き込んだ名人戦の争奪戦が行われた後、名人戦は朝日に移り、読売は棋聖戦を新設。碁界はますます隆盛を極める。

目次

呉・藤沢打込十番碁
高川秀格の時代
続々と新棋戦
呉清源、天下無敵
名人戦の誕生
鬼才坂田、頂上に立つ
林海峰と木谷一門の時代
名人戦大騒動―囲碁界史上最大の風雲
棋聖戦の創設
囲碁界に曙光
昭和から平成へ
昭和の碁を論じる
棋士が詠んだイロハ歌一千首

著者等紹介

中山典之[ナカヤマノリユキ]
1932年、長野県生まれ。上田高校卒業。1962年、日本棋院プロ棋士初段に合格。1992年六段に進む。1975年から文筆活動を始め、新聞・雑誌などで観戦記者やライターとしても活躍。1982年から毎年夏に海外巡回指導を行うなど、囲碁普及活動につとめた。1996年、普及功労賞受賞。2004年、大倉喜七郎賞受賞。2010年2月逝去。追贈七段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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MrO

1
見知っている方たちが次々に登場し、一気に読了。棋譜が読めればと、返す返すも残念。「名人」を読み返そうと思った。2015/12/27

daichan

0
非常に面白く読んだ。 囲碁界の河口先生に当たるのだろうが、トップ棋士から数々のご指名を受け、名記録係でもあり、いろは歌まで発表され、多才、多彩な方だったのですね。2015/08/16

しまりん

0
これを読んでいる最中に呉清源さんが亡くなる。ご冥福をお祈りします。しかし、名人戦騒動ってこの時も凄かったんだなあ。2014/12/03

koukix

0
大正時代から始まり昭和を駆け抜けて平成初期で終わる物語は、趙治勲と小林光一のお二方の活躍で幕を下ろす。しかし趙治勲の記録を、リアルタイムで井山裕太と仲邑菫が塗り替えたんだよなと思うと、なかなかすごいタイミングに居合わせたんじゃないかなと思う。2022/08/21

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