出版社内容情報
世界の埋もれた名画を発掘・上映する《エキプ・ド・シネマ》運動を主宰する岩波ホール総支配人・高野悦子氏.父の急死のあと十一年余,母を介護し,認知症から奇跡的に救い出した.明治生まれの母の自立した精神とその人生を思い,映画に励まされながら,母がかなえられなかった夢を自らの夢として歩みつづける半生をふりかえる.
内容説明
世界の埋もれた名画を発掘・上映する“エキプ・ド・シネマ”運動を主宰する岩波ホール総支配人・高野悦子氏。父の急死のあと十一年余、母を介護し、認知症から奇跡的に救い出した。明治生まれの母の自立した精神とその人生を思い、映画に励まされながら、母がかなえられなかった夢を自らの夢として歩みつづける半生をふりかえる。
目次
母の死
父の急死で狂った人生設計
母の一回目の大病
父の残した言葉
母が痴呆症になった
説得より納得
母と私、回生の年
天から授かった映画
曽孫の誕生
猿から羊になった母
今も青春を生きる
最後まで子ども孝行
公的介護システムを考える
看護される側になって
不死鳥のように―鶴見和子さんのこと
七十歳の手習い
元始、女性は太陽であった
母と共に生きる
著者等紹介
高野悦子[タカノエツコ]
1929年、旧満州大石橋生まれ。51年日本女子大学卒業。53年東宝文芸部へ入社。61年パリ高等映画学院(IDHEC)監督科卒業。68年、岩波ホール創立と同時に総支配人に就任。1997年から2007年まで東京国立近代美術館フィルムセンターの初代名誉館長。世界各国の埋もれた名画の上映に力を注ぎブルーリボン賞、菊池寛賞など多くの賞を受賞。2004年文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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