出版社内容情報
小説『流れる』,随筆『崩れ』などの名文で知られる作家幸田文は,歯切れのよい語り口と巧みな話術による対話の名手としても知られた.幸田文と各界の著名人との対談を,二冊にまとめる.上巻では,父である文豪露伴の独自の生活の流儀(釣り,将棋,酒)と,生活全般にわた
内容説明
小説『流れる』や随筆『木』などの名文で知られる作家幸田文は、歯切れのよい語り口と巧みな話術による対話の名手としても知られた。幸田文と各界の著名人との対談をまとめた。上巻では、父親である文豪露伴をテーマに、父・露伴の日常生活(釣り、将棋、酒、料理)、娘への料理、掃除、薪割りに到る生活技術の伝授、生活全般にわたる躾、そして父親の娘への愛情など、「幸田家の文化」がユーモラスに語られる。
目次
ふたつの椅子(高田保)
父と娘(小堀杏奴)
幸田露伴の生活学校(高橋義孝)
写真は娘への遺産(木村伊兵衛)
父・母のこと(志賀直哉)
心をつぐ―幸田露伴翁と酒(伊藤保平)
幸田露伴と探偵小説(江戸川乱歩)
雑談桂馬筋―父露伴と将棋(角川源義)
リレー対談(木村義雄)
番茶清談(山縣勝見)
父・露伴(中山伊知郎)
二代目の帳尻(犬養道子)
父・露伴を語る(三国一朗)
いい音・わるい音(安藤鶴夫)
父・露伴(瀬沼茂樹)
幸田文さん(黒柳徹子)
著者等紹介
幸田文[コウダアヤ]
1904‐1990年。小説家、随筆家。父は文豪幸田露伴。その次女として東京向島に生まれる。女子学院卒。二四歳で結婚するが一〇年後に離婚し、父のもとに戻る。少女時代から露伴に家事や生活技術の習得、身辺の躾をうけた。露伴没後に、露伴の思い出を中心にした随筆集で注目される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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